フィファワールドカップ2026のデジタル視聴動向
ニールセン デジタル株式会社が発表した2026年6月の日本国内におけるスポーツ情報サービスと動画ストリーニングサービスの利用動向は、2026年に開催されるFIFAワールドカップに関連する大きな関心を示しています。ニールセンのモバイルネットビューのデータを基に、特にスポーツファンにとって注目すべき結果が浮かび上がっています。
1. 利用者数トップは「Sportsnavi」
スポーツ全体での利用者数が最も多かったのは、国内最大級のスポーツ総合サイト「Sportsnavi」です。2026年5月の利用者数は1,168万人でしたが、2026年6月には11%増の1,300万人に達しました。この増加は、FIFAワールドカップの関連情報や試合速報によるもので、スポーツファンにとって重要な情報ポータルとしての役割を果たしています。
2. サッカー専門の利用者数増加率
次に注目すべきは、利用者数の増加率です。2026年6月に月間利用者数が100万人以上の主要スポーツサービスの中で、サッカー専門メディアが上位を独占しました。最も増加率の高かったのは「FIFA.com」で、前月比255%増の226万人。続いて「Football ZONE WEB」が231%増の160万人、「Footballchannel.jp」が191%増の146万人と、サッカー関連の情報への注目が高まっていることが分かります。
3. DAZNとNHK ONEの利用者傾向
FIFAワールドカップの試合配信を行った「DAZN」と「NHK ONE」もともに全体の利用者数を大きく伸ばしました。DAZNは2026年5月に247万人だった月間利用者数が、2026年6月には186%増の707万人に達しました。対して、地上波放送と連動したNHK ONEは5月の332万人から48%増の490万人となりました。
特にDAZNでは、18歳から34歳の男性層が利用者の大きな部分を占め、利用者数は5月の約52万人から212万人へと増加しました。一方で、NHK ONEでは50歳以上の男女がその利用を支えていることが特徴です。
4. デジタル視聴の新しい形
今回の数字は、FIFAワールドカップのデジタル配信がどれほど重要な役割を果たしているかを示しています。サブスクリプション制のDAZNは、特に若年層が配信視聴の習慣を持つように導いており、デジタルネイティブ世代における『スポーツは配信でフルマッチを観る』という行動を促進しています。その一方で、NHK ONEは、地上波放送の視聴者をデジタルにスムーズに移行させることに成功しています。
5. 今後の展望
ニールセンは、今回のFIFAワールドカップ2026の最中における視聴動向に注目し続け、後半戦での利用状況についても引き続き調査を行う予定です。特に、各プラットフォームの視聴者属性の特性を正確に理解し、ターゲットに応じた広告やメディアプランを立てることが、今後ますます重要となるでしょう。
デジタル時代におけるスポーツ視聴の在り方が、FIFAワールドカップを通じて明確に示されているこれからの時代、スポーツファンがどのような情報源を選び、どのように楽しむかに注目です。今後の動向を見逃さず、情報をキャッチアップしていきましょう。