未来のまちを共創するイベント「みらい作庭記2025」
2025年11月8日(土)と9日(日)の2日間、東京都港区の「ウォーターズ竹芝」で、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの田中浩也研究室と共同で「みらい作庭記2025 -まちの可能性を探索する実験広場-」が開催されます。このイベントは、地域の水辺空間を活用し、まちの未来を考える実験的な取り組みです。
ウォーターズ竹芝:水辺の憩いの場
ウォーターズ竹芝は、2020年にまちびらきした水辺の複合施設です。中央に位置する広場は、来街者の憩いのスペースとして利用され、川の流れや風を感じられる特別な場所となっています。訪れる人々にとってここは「水辺の自由時間」を楽しむための特別な空間です。
みらい作庭記とは
「みらい作庭記」は、慶應義塾大学田中浩也研究室とウォーターズ竹芝が共同で実施する、屋外空間の新たな可能性を探る実験イベントです。2021年から始まり、毎年成長を続けているこの取り組みは、未来のまちの様々なアイデアを実験的に体験する機会を提供します。
イベントの概要
今年の「みらい作庭記2025」では、田中浩也研究室の学生たちが考えた3つのプロジェクトが展示されます。
1.
TAKESHIBA DOG-PEE MARTキャンペーンでは、犬のマーキング尿が土壌を肥やし、植物を育む未来を想像する架空のマーケットを開店。来場者は、犬の尿を利用して育てた植物を手に取ることで、新たな犬との共生の形を体験します。
2.
苔コーンでは、三角コーンを用いた都市における苔の増殖装置の可能性を探ります。都市環境において苔がどのように共存し、役立つかを考えるための実験です。
3.
BioScent Passageは、投棄廃棄物から作られたバイオプラスチックを活用し、風が運ぶ香りを利用したインスタレーションを展示。香りがどのように生態系と繋がるかを体験できます。
そして、慶應義塾大学大学院SDM山形研究室との共催として、「竹芝からはじまる未来社会共創」と題したワークショップも併せて開催されます。このプログラムでは、参加者が人と環境のつながりを感じながら未来の社会について考えることができます。
参加情報
- - 開催日程: 2025年11月8日(土)〜11月9日(日)
- - 時間: 11:00〜17:00
- - 場所: ウォーターズ竹芝 プラザ(芝生広場)
- - 参加費: 無料
イベントはどなたでも参加可能ですが、雨天時には一部展示が中止される場合がありますので、最新の情報は田中浩也研究室の公式X(旧Twitter)でご確認ください。
まとめ
「みらい作庭記2025」は、未来のまちの可能性を考えるための実験広場です。来場者が自身のアイデアを形にし、未来の水辺空間や都市環境についての新たな視点を得る貴重な機会になることでしょう。この特別なイベントに、ぜひ足を運んでみてください。