WBC観戦意欲が低迷するライト層の実態とは?調査結果を分析
近年、様々なスポーツイベントが行われる中、2026年のワールドベースボールクラシック(WBC)に注目が集まっています。その中で、野球に対する関心が比較的薄い「ライト層」の観戦意欲や消費行動について、株式会社ロイヤリティ マーケティングが行った調査結果をご紹介します。さらに、この調査からわかる現状や課題を掘り下げていきます。
調査の概要
本調査は、2026年2月3日から2月6日の間に、20~69歳の男女1,000名を対象に実施されました。特に、野球に対する関心が低い層に絞っており、「ある程度好き」または「話題になれば見る」というライト層にフォーカスしています。この層の試合視聴経験や意向、そして視聴行動の変化について分析します。
ライト層のWBC視聴状況
調査の結果、ライト層の約8割が日本戦だけを視聴するか、ダイジェスト版などの短めのものしか見ていないことが判明しました。具体的には、「日本戦だけ見たことがある」が52.5%、「ダイジェスト視聴」が32.0%となっており、フル視聴に至る人はわずか7.7%です。これは、彼らが野球に対してあまり深い関心を持っていないことを示しています。
有料配信の影響
2026年大会では、地上波でのテレビ中継はなく、Netflixによる独占配信が行われる予定です。調査によると、半数以上がこの事実を知らなかったことが明らかに。特に、ライト層においては新しい視聴方法の認知度が低いことが大きな問題です。
今後、無料ではなく有料での配信になることに対し、観戦意向が低下すると答えた人が約7割に達しました。具体的には、「ほとんど観戦しなくなる」が32.9%、「かなり観戦意欲が下がる」が22.2%と続きます。
無料の視聴意向
調査結果によれば、「無料なら見るが、有料なら見ない」が67.0%と突出して多く、ライト層の観戦意向は非課金が前提であることが伺えます。年代別のデータを見ると、年齢が上がるほどこの意向が強くなります。一方で、「条件次第でNetflix加入を検討する」という意見もあり、特定の条件が揃えば加入も考えるライト層が約12.3%存在していることも確認できました。
消費行動の傾向
WBC関連にお金を使わないと答えたのは57.6%に上ります。消費する場合であっても「お菓子やおつまみ」「お酒」など、わずかな支出にとどまる傾向が見られます。さらに、どれくらいの金額を使っても良いかという問いには「使うつもりはない」が64.3%という結果となっています。
まとめ
今回の調査により、WBC観戦に対するライト層の興味や視聴行動が明らかになりました。地上波での視聴機会がないことや、有料での配信になることが、観戦意欲にネガティブな影響を及ぼすことは否めません。今後、WBCへの関心を深めてもらうためには、視聴方法やコンテンツの提供の仕方に工夫が必要です。ライト層のニーズをしっかりと把握し、適切な情報提供をすることで、より多くの人々に野球やWBCを楽しんでもらえるようになることが求められています。