トヨタ・モビリティ基金とメデジン市の連携
コロンビアのメデジン市とトヨタ・モビリティ基金(TMF)が協力し、「Medellín Mobility for All」というプログラムをスタートさせました。この取り組みは、公共交通に課題を抱える市民が安全に移動できる環境を作ることを目指しています。メデジン市は、多くの急坂と障害を抱える住民を抱えており、そのために特に必要とされる施策です。
参加団体とその提案
このプログラムには、6か国から20件が応募し、厳選された5つの団体が実証実験に参加することが決まりました。それぞれの団体は、自らの技術やアイデアを通じて、メデジンの交通課題解決に向けた具体的な提案を行っています。
1. Brazo Amigo SAS
手動車椅子に取り付けられる電動アシストを開発。特に急坂や困難な地形において、身体的な負担を軽減し、移動をよりスムーズにする手助けをします。
2. Solyon Technologies
AI技術を駆使し、会話型デジタルアシスタントを提供。障害を持つ方が安心して移動できるよう、リアルタイムの交通情報に基づいたサポートを行います。
3. Universidad EAFIT
公的なデータを活用した経路案内アプリを開発。障害を持つ方が危険地点を事前に把握できるようにし、より安全なルートを提案します。
4. El Comité Fundación
バス停や乗降エリアの改善を進めるNPO。スロープの設置や乗降口の整備を通じて、車椅子ユーザーが快適に公共交通を利用できる環境を整えます。
5. Fundación Más Urbano
都市デザインの改善に注力する団体。低コストで施行できる改善策を広め、段差の解消や案内サインの整備などを行うことで、市民からのフィードバックを取り入れ、持続的な改善に努めます。
モビリティの未来
TMFは、すべてのステークホルダーを尊重しながら、より良い社会を作ることを目指しています。特にモビリティを通じて、世界中の移動課題に対応するプロジェクトに取り組んでいます。「Medellín Mobility for All」はその一環であり、2027年までの成果を期待されています。
トヨタは、単なる自動車メーカーではなく、社会全体を見据えた活動を展開しています。このプロジェクトが、メデジン市における障害を持つ市民の移動だけでなく、他の地域においても新たなインスピレーションを与えることを願っています。