国際ハッカソン「Builders Weekend 2026 Tokyo」で新たな挑戦
2026年3月、東京のPARCO渋谷18Fで開催された国際ハッカソン「Builders Weekend 2026 Tokyo」。このイベントは、世界中のビルダーが集まり、48時間で新しいプロダクトを作り上げることを目的としています。この熱気あふれる大会で、株式会社Leachが開発した音声 AI + 生成 AI を活用した語学アプリ「MissionLingo」が、特別賞「VoiceOS賞」を受賞しました。
「MissionLingo」とは?
「MissionLingo」は、AIキャラクターとの音声ロールプレイを通じて、実際の海外生活で必要となる言語力を鍛えるアプリです。従来の語学学習の枠を超え、場面に応じた「Situational Readiness(場面対応力)」を重視しています。日本語の14のミッションを設定し、観光からビジネスシーンまで幅広く対応しています。
開発チームの構成
受賞チームは、Leach代表である冨永拓也氏を筆頭に、ベトナム人エンジニアのTan Phat Ng氏とカナダの英語教師Alain Mimeault氏で構成されており、それぞれが自身の専門分野で役割を果たしました。ハッカソンの前日のICEBREAKER NIGHTで初めて出会った彼らは、短期間で完璧にチームワークを形成し、見事にプロトタイプを仕上げました。
48時間の開発
開発プロセスは二つのブランチに分かれ、TeamはLovable版とNext.js版の並行開発を行いました。Lovable版ではTan氏がチャット駆動でUIをスピーディに実装、Next.js版では冨永氏が技術スタックを複数のパートナーのサービスを統合しながら深く作り込みました。特に冨永氏は、ハッカソン期間中にほとんどの作業をVoiceOSを使って音声入力で行い、これまでの開発スタイルを大きく変革しました。
受賞の要因
VoiceOS賞は、開発期間中にVoiceOSを最も活用したチームに贈られます。冨永氏は、「キーボードで打った記憶がないほどVoiceOSを使い倒した」と述べるように、音声入力による効率的な開発が受賞の大きな要因となりました。この新しい開発スタイルは、「AI時代のビルダーは、指より先に口を動かす」という未来を示唆しています。
MissionLingoの学習フロー
「MissionLingo」では、AI NPCの会話を観察する観るフェーズ(Watch)と、自身が客役を引き継いで応答する話すフェーズ(Play)があります。Watchでは、ElevenLabsによる自然な音声で発音ガイド付きの重要フレーズを学べ、PlayではOpenAI GPT-4oを用いた動的な会話が展開されます。さらに、応答ごとに多様な言い換えを提示して、柔軟な対応力を育む仕組みが用意されています。
技術スタック
「MissionLingo」の開発には、OpenAIのGPT-4oやElevenLabs、Digital Garage Payment Platform SDKなど、最新技術が駆使されました。これにより、リアルな場面での会話の模擬体験が実現され、学習コンテンツとしての価値が大いに向上しました。特に注目すべきは、Live Payment Playという仕組みで、会話の流れの中で実際の決済が発生するという学習体験が評価されました。
まとめ
株式会社Leachは、最新技術を駆使して国際的なハッカソンでの成功を収め、さらなる挑戦を続けています。音声AIと生成AIが織りなす「MissionLingo」の未来への展望にも、期待が高まります。今回の成功をベースに、同社は今後も様々な国際イベントに参加し、技術力とプロダクト力を向上させていくでしょう。ハッカソンで得た知見が、今後の企業活動にどのように生かされるのか、その動向から目が離せません。