フォレストデジタルの新たな挑戦
北海道十勝郡浦幌町を拠点にするフォレストデジタル株式会社は、日常の室内をイマーシブな体験に転換する「uralaa(うらら)」を提供するウェルビーイングテック企業です。最近、同社は「北海道ラウンド」と呼ばれる資金調達を行い、総額1.3億円を得ました。これを機に、さらなる事業拡大を目指します。
資金調達の背景
今回の資金調達は、フォレストデジタルにとって初めての株式調達となります。署名した出資者には、北海道電力、エステー、北洋銀行、日本政策金融公庫などが名を連ねています。この資金を通じて、uralaaのさらなる機能拡張や没入体験の向上を図っていく予定です。
フォレストデジタルは、「テクノロジーは私たちを幸せにしているのか?」という問いを考え続け、その解を見出すために日々努力しています。今回の調達によって、イマーシブな空間をより多くの人々に届けるとともに、さまざまな社会課題への解決策を提供することを目指しています。
uralaaとは
空間VR「uralaa」は、革新的なクラウドベースの技術により、普通の室内を好きな空間へと瞬時に変えることができます。美しい森林や夕陽の海岸、さらには仮想の街並みなど、様々なコンテンツを1000以上配信しており、ゴーグルを必要とせずに楽しむことができます。この体験は、教育や観光、防災など多岐にわたる利用価値を持っており、今後もさらに幅広く展開される予定です。
企業の未来にかける思い
フォレストデジタルのCEO、辻木勇二氏は、最新の技術を駆使して価値を生み出すことが企業の使命であると考えています。これまでに全国の30箇所以上にuralaaを提供しており、多くの地域から応援を受けています。「北海道のスタートアップから世界へ羽ばたく」というビジョンを掲げ、今後の成長を楽しみにしていてほしいと語ります。
連携の意義
今回の資金調達で、特に注目されるのは北海道電力やエステーとの連携です。北海道電力とは、観光や福祉など幅広い分野でイマーシブ技術を活用した新たな価値を創造することを目指します。また、エステーとは香りとイマーシブ空間の相乗効果を高め、新たなビジネスチャンスを創出することに挑みます。
終わりに
北海道の自然を基盤としたイマーシブ体験の提供は、地域活性にも繋がります。フォレストデジタルは、今後もテクノロジーを駆使して、より多くの人々に感動や安らぎを提供し、豊かな生活をサポートしていくことでしょう。期待が高まるこのスタートアップの今後に、目が離せません。