新技術で進化する物流
2026-03-27 16:32:30

ファインプラスのAMR「PEER 100」導入で物流生産性が大幅向上!

ファインプラスのAMR「PEER 100」導入の背景と効果



日本のLogiTechを牽引しているGROUND株式会社が開発した自律型協働ロボット(AMR)「PEER 100」が、ファインプラスの物流センターに導入されました。その結果、ピッキング作業の生産性が導入前の2.3倍へと劇的に向上し、総労働時間が約44%削減されました。これは新しい技術がどのように物流現場に変革をもたらすかの好例です。

導入の背景



ファインプラスは、少量多品種化が進むアパレル業界における物流効率の改善に取り組んでいます。近年、消費スタイルの変化により、商品が少量多品種化し、出荷が高頻度、小ロット化する傾向が強まっています。この変化は作業者のピッキング歩行数を増加させ、出荷プロセスをひっ迫させる要因となっていました。さらに、空港近くの立地特有の課題として、コロナ禍の影響で一時的に確保できた労働力が流出し、優秀な人材の確保が難しくなっています。

AMR「PEER 100」の導入



このような課題に対処するために、ファインプラスは自律型協働ロボットである「PEER 100」を導入することを決定しました。このシステムは、物流現場に柔軟に対応できる設計であり、導入前に試験運用を経て本格稼働に移行しました。「PEER 100」は、AMR技術を駆使して設計されており、自律的に障害物を回避しながら最適な経路を選択して走行することができます。

導入後の効果



「PEER 100」の導入により、ピッキング作業の生産性は62.5行/hから145行/hへ向上。これは目標値を大幅に上回る成果であり、事実上生産性を約2.3倍に押し上げました。また、ピッキング作業にかかる時間も大幅に削減され、月間の作業時間を4,800時間から2,685.3時間へと44%減少、効率的なオペレーションが実現しました。

さらに、ピッキングから梱包までの作業時間も短縮され、トラックへの貨物引渡し完了時間が平均で30分早まっています。これにより、作業効率の向上だけでなく、全体の作業フローもスムーズになっています。

ソリューションの柔軟性とカスタマイズ



「PEER 100」の特筆すべき点は、現場の運用に合わせたカスタマイズが可能であることです。製品は75Lオリコンに対応しており、既存の作業環境を最大限に活かせるように設計されています。また、導入後のフィードバックをもとに、系統的に運用の最適化を行うための開発が続けられています。

今後の展開



ファインプラスは「PEER 100」のさらなる活用を推進し、今後はAMR稼働エリアの拡大を検討しています。また、他拠点でのPEER活用や追加購入についても議論を進めているため、全社的な物流効率化を進める計画が立てられています。

物流業界の未来



ファインプラスの代表取締役、横田智宏氏は、「物流業界におけるDXは、事業継続そのものを左右する重要な要素だ」と強調しています。この言葉は、今後の物流技術がどのように業界全体を変革し、持続可能な経営をサポートするかの示唆を与えています。

自律型協働ロボット「PEER 100」は、物流業界に新風を吹き込み、効率化の手段を越えた進化を遂げる可能性を秘めています。ファインプラスの取り組みは、他の事業者への確かな指針となることでしょう。


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