バルテックの顔認証システムが進化
株式会社バルテックは、ローカル完結型顔認証システム「facet on-premises」を2026年4月1日にバージョンアップすることを発表しました。この新バージョンでは、顔認証を行った後に認証情報をプリント出力できる機能が追加され、業務効率の向上を図ります。
顔認証システムの背景
「facet on-premises」は社内ネットワーク内で完結する顔認証システムで、個人情報の流出リスクを抑え、高度なセキュリティを実現しています。これまでには、自動ドアや入場ゲート、勤怠管理システム等とのAPI連携機能を提供してきました。新たなプリンター連携機能の導入により、業務の範囲が広がることが期待されています。
バージョンアップの主な新機能
1. プリンター連携機能の追加
今回のバージョンアップでは、顔認証を用いて認証情報や追加情報をプリント出力する機能が追加されました。これにより、イベントや業務でのチケット、座席表などの自動発券が可能になります。管理画面に「プリンター連携」タブが新設され、印字内容の編集やプレビュー確認が容易に行えます。ただし、現時点で対応プリンターはエプソン「TM-T88VII」のみで、今後順次対応が予定されています。
2. 管理画面のUIをリニューアル
ユーザーインターフェースも一新され、操作性が向上しました。頻繁に使われる「サーバー」や「facet」といった管理タブがサイドメニューに移行し、視覚的な操作がしやすくなっています。これにより、設定変更や状況確認がスムーズに行えます。
「facet on-premises」の基本機能
このシステムは高いセキュリティを誇ります。個人情報は社内ネットワーク内で保護され、クラウド版と比べても安全性が高いです。また、99%以上の顔認識率と約1秒の処理速度により、多くの人が同時に入場するイベントなどでも効率的に管理が可能です。
新機能の活用シーン
イベントやセミナーの受付
顔認証による入場管理を活用することで、登録済の来場者の認証情報を即座にプリントし、スムーズな受付を実現します。
24時間フィットネスクラブの無人運営
スタッフ不在でも、顔認証により入館が可能となり、同時にロッカー番号や利用時間の控えを自動で出力することで、利便性が向上します。
健康検診・クリニックでの非接触受付
来院者の受付時に、発熱検知や本人確認を行い、番号札や案内票を自動出力する機能により、円滑で衛生的な受付が実現します。
オフィスや施設の入館管理
権限に応じた自動ドアやセキュリティルームの解錠時に、入館の控えや入館証を紙面で発行できるため、セキュリティ性がさらに高まります。
既存カメラのAI顔認証化
バルテックでは、専用端末の「facet」だけでなく既存のIPカメラに導入可能な「AI顔認証システム VSS-V」も提供しています。交換工事が不要で、簡単に顔認証対応にアップグレードできることが魅力です。このシステムでは、歩行中でも高精度な認証を行うことができ、特定の人物を迅速に検知した際には、スマートフォンへ音声通知を行うなど、先進的なセキュリティ対策をサポートします。
まとめ
新たに強化されたバルテックの「facet on-premises」は、業務の効率化を狙った新機能の追加により、様々なシーンでの利用が期待されます。今後もさらなる進化が注目されるこのシステムは、企業やイベント運営者にとって必須のツールとして進化を続けるでしょう。