調査結果を通じた大学生のリアルな声
株式会社ベネッセi-キャリアが、大学2、3年生を対象に実施した「現役大学生が理想とする『こんな会社ではたらきたい!』ホンネ調査2026」の結果が明らかになりました。この調査では、理想的な働き方についての声や、それに対する学生たちの本音が浮かび上がっています。
理想の働き方はオフィス勤務
調査の結果、大学生が望む理想の働き方は、なんと37.6%が「出社してオフィスではたらきたい」と回答し、前年比では9.2ポイントの増加を見せました。これは、やはり対面でのコミュニケーションの重要性が影響していると考えられます。「対面の方が意思疎通はスムーズ」との声や、「先輩や上司から直接学びたい」という気持ちがあふれた結果です。加えて、「業務に集中しやすい」や「生活と仕事のオン・オフを切り替えたい」といった意見も多く見受けられました。
残業についての意識
続いて、残業に関する意識について質問したところ、「妥当な理由があれば月15時間以内であれば問題ない」と答えたのは37.0%で、また、「妥当な理由があれば月30時間以内でも問題ない」との回答は32.7%に上りました。二割強の学生は「法定内残業であれば問題ない」と答えており、大きなライフイベントを迎える前に、業務経験を積みたいと考える学生が多いことが判明しました。
転勤に対する姿勢
さらに、転勤についての認識も調査で取り上げられました。「今後のキャリアにつながる合理的な理由があれば転勤も受け入れる」と考えている学生は約六割に達しています。一方で、「どんな理由があっても転勤はしたくない」とする学生は19.4%となり、転勤については意見が分かれました。多くは、会社と交渉する意向を示しており、退職よりも対話を優先する傾向が強いことが伺えます。
早期転職についての考え方
新卒で入社した会社の働き方が希望と合わない場合の早期転職については、49.3%が「最低3年は働いてから検討したい」と答え、慎重な姿勢が強調されました。これに対し、「転職を考えるかもしれない」という回答は35.2%に留まりました。この姿勢は「すぐに辞めるのはもったいない」といった理由とも関連があり、新卒としてまずは経験を積もうという意欲が見て取れます。しかし、「合わない環境で無理をし続ける必要はない」との意見も散見され、慎重さと自己主張のバランスをとった思考が見られました。
職場交流についての意識
また、飲み会などの職場交流会に参加したいという意向については、47.3%の学生が「業務時間外でも参加したい」と回答し、交流の場を求める姿勢が伺えます。これらの結果からも、学生たちが多様な対話機会を通じて自らのキャリアについて深く考える意欲を持っていることがわかります。
今後、企業はコミュニケーションの場を充実させ、働きやすい環境を整えることが求められます。これにより、これから社会に出る学生たちが自らのキャリアを主体的に形成していく姿勢が一層強まることでしょう。