経済的負担を軽減する新しい不妊治療プランの誕生
埼玉県和光市にある恵愛生殖医療医院では、体外受精における経済的な負担を軽減するための新プラン、「ART自費応援プラン」を導入しました。このプランは、不妊治療の経験がある医療者たちの思いから生まれたもので、特に保険適用外となる患者様に向けた具体的な支援が行われます。
保険外治療の現実
これまで保険による体外受精を受けていた患者様が、実際に保険のサポートが終わった日から直面する問題は深刻です。
保険適用のもとでの治療が終了すると、採卵や胚移植の費用が急増し、その金額は通院する意味を問われるほどに変わります。例えば、採卵や顕微授精にかかる費用は保険適用時の約3倍、胚移植は約3.4倍にも上ります。こうした現実に直面した患者様の中には、「続けたいが経済的な理由で断念せざるを得ない」という苦しい選択を強いられる方が少なくありません。
特に、保険の回数制限に達し、また年齢制限で保険適用を受けられなくなった方々の心理的・経済的負担は非常に大きいものです。
恵愛生殖医療医院では、このような方々への支援策が不足している現状を踏まえ、具体的な解決策を模索してきました。
医療者自身の経験が生かされた支援策
当院の院長夫妻は、かつて不妊治療を経験した医療従事者です。3度の流産、経済的な負担、そして妊娠17週での流産を経てようやく双子を授かるまでの苦しい過程を通じて、経済的な不安が治療継続の意欲にどれほど影響を及ぼすかを深く理解しています。このような立場から、成功報酬制度の精神を引き継ぎ、より多くの患者様が安心して治療に向き合えるように設計されたのが「ART自費応援プラン」です。
ART自費応援プランの詳細
「ART自費応援プラン」は、保険適用外で体外受精を行う患者様に対し、採卵・胚移植・胚培養・胚凍結などの手術費用を保険診療と同様に3割相当に割引適用する制度です。このプランの主な対象者は、以下の通りです:
- - 保険による体外受精の回数制限を超えた方
- - 43歳以上50歳未満のために年齢制限に引っかかり保険適用外となった方
- - 自費での体外受精を考えているすべての方(新患・既存患者ともに)
適用される費用
- - 採卵手術料
- - 顕微授精(ICSI)料
- - 胚培養料
- - 胚凍結料
- - 凍結胚移植手術料
これらは、すべて3割相当で割引されます。
適用外の費用
- - 薬剤費
- - 注射料
- - 検査料
- - 先進医療費(ERA・PGT-Aなど)
これらの費用については通常の10割負担となります。
利用回数の制限
- - 既に当院で治療中の患者様は、胚移植について2回まで利用可(採卵回数制限なし)。
- - 新たに当院で治療を開始する方は、胚移植について1回まで適用可能です。
今後の展望
当院は、医療者である私たちが経験してきた痛みから、生み出された支援策の数々を通じて、最終的には「経済的な理由で妊娠の可能性を諦める患者様をゼロにする」ことを目指しています。そのために、さらに以下の取り組みを進めていく予定です。
- - 早期妊活支援の強化:20〜30代からの卵巣機能評価を中心に生活習慣改善の指導を拡充
- - 経済支援モデルの研究:成功報酬制度を受け継いだ新しい料金体系を構築
- - 情報発信の強化:患者様が正しい情報をもって意思決定できるよう啓発活動を続けます。
私たちの医院の誓いである、「Tender Loving Care」に基づき、すべての患者様へ寄り添い続けることをお約束します。