映画化に向けた挑戦
2025-05-13 08:37:53

『認知症世界の歩き方』映画化に向けたクラウドファンディングが開幕

実写映画『認知症世界の歩き方』がスタート!



認知症の現実を映し出した書籍『認知症世界の歩き方』が、実写映画としての挑戦を始めることになりました。この映画は、認知症の当事者がどのような世界を見ているのかを探求するヒューマンドラマです。映画製作を通じて、認知症に対する偏見を解消し、理解を深めることが目的です。

映画化の背景



過去に、認知症に関しては様々な誤解や偏見が根付いています。例えば、認知症になることで「人生が終わる」とのイメージが強く、多くの人々が抱える孤独感や生きづらさを軽視されがちです。しかし、映画『認知症世界の歩き方』はそのような誤解を乗り越え、正しい認識を広めるための一歩として位置づけられています。観客が映画を通して「認知症とはこういうことだったのか」と感じてくれることを目指しています。

グローバルな取り組み



今回のプロジェクトは、日本だけでなく、世界8か国で行われるクラウドファンディングによって支援を集めます。実施国は、日本、フランス、台湾、中国、韓国、イギリス、アメリカ、カナダ、シンガポールと多岐にわたり、認知症は特別な誰かの話ではなく、私たち全員に関わりがあることを広めたいという思いがあります。この取り組みは、映画製作を通じてグローバルな連携を図り、認知症に対する理解を促進することを目的としています。

クラウドファンディングの詳細



クラウドファンディングは、以下の日程で実施されます。
  • - 日本(READYFOR) 2025年5月13日~7月11日 目標金額:500万円
  • - 英語圏(KICKSTARTER) 2025年6月2日から 目標金額:100万円
  • - フランス(ULULE) 2025年6月9日から 目標金額:100万円
  • - 台湾(Zec Zec) 2025年6月16日から 目標金額:500万円

支援者には多様な返礼品が用意されています。例えば、書籍『認知症世界の歩き方』の実践編と漫画版をセットで受け取れるコース、さらには特別な体験ができる宿泊券なども魅力の一つです。

映画のストーリー



この映画では、認知症を抱える父親とその息子が主人公です。父親は20年ぶりに息子と再会し、家に帰ることを願いながら、旅に出ます。旅の中で彼らは、認知症に伴う様々な課題に直面しながら、徐々に絆を深め、理解を深めていく姿が描かれています。監督は田村祥宏氏に決定し、数々の受賞歴を持つ期待の映画人が手がけます。

イベント情報



映画の公開に向けて「脱偏見」をテーマとしたシリーズイベントも開催されます。初回イベントは2025年5月13日、作家の岸田奈美氏を迎え、東京で行われます。また、旅をテーマにしたトークイベントも企画されています。こちらでは、各国の認知症に関する取り組みをシェアし、新しい視点を広げる貴重な機会となるでしょう。

まとめ



『認知症世界の歩き方』の映画化プロジェクトは、ただの映画製作に留まらず、認知症に対する理解を深め、偏見をなくすための重要なアクションです。多くの人々がこのプロジェクトに関わり、支援していくことで、認知症を抱える方々やその家族がより良い社会で生きられる手助けになることを願っています。ぜひ、クラウドファンディングに参加し、このムーブメントの一部となりましょう。


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