日立ソリューションズグループのセキュリティコンテストに新たな風が吹く
2025年度の「日立ソリューションズグループ セキュリティ競技コンテスト」では、歴史的な一歩として、初めて外部の研究および教育機関からの参加チームが招待されました。これにより、日立ソリューションズとその子会社である日立ソリューションズ・クリエイトは、次世代のサイバーセキュリティの技術者を育成する取り組みを一層強化します。
コンテストの概要
この競技は主に二つのカテゴリーに分かれています。第一の「セキュリティスキルコンテスト」では、200チーム、合計461名が参加し、ITスキルやセキュリティに関する基本知識を問う25問が出題されます。これは約2週間にわたって行われ、参加者は実戦的な課題を通じて自身のスキルを試されます。
第二の「ハッキングスキルコンテスト」には、27チーム、合計86名が参加し、専用のツールを使って、知識と実践的なスキルを駆使する20問の難問に挑むことになります。特に注目すべきは、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の専門チームと、高校生チームがこの大会に初めて参加するという点です。武蔵高等学校と高崎北高等学校は、それぞれAIアスリート選手権大会において優秀な成績を収めた実績を背景に、ハッキングスキルコンテストに名を連ねます。
産学連携の重要性
近年、サイバー攻撃の威脅はますます高度化しています。これに対抗するためには、実践的なトレーニングや高度な知識を持った人材の育成が不可欠です。日立ソリューションズは、2017年以来、社内のセキュリティコンテストを通じて、技術者の育成に力を注いできました。今回、外部機関を招待することで、異なる視点や技術を持ち寄り、オープンイノベーションの原点を作り出そうとしています。
このような取り組みは、日立ソリューションズ・クリエイトが継続的に支援してきた「CYDER」プログラムや「シンギュラリティバトルクエスト」などのイベントの一環として展開されており、今後の技術者教育に向けた新たな道を切り開くことが期待されます。
日立ソリューションズグループの取り組み
日立ソリューションズグループは、20年以上にわたってセキュリティ事業に従事してきました。情報セキュリティに関するコンサルティングからシステムの構築、インシデントへの対応まで、包括的に支援している点が大きな特徴です。特に「サイバーセキュリティセンター」を設立したことにより、日夜進化するサイバー攻撃に対する対応力を高めています。また、学生や若手女性技術者の育成にも力を入れ、セキュリティ分野の人財開発を目指しています。
まとめ
今後も日立ソリューションズグループは、セキュリティ人財育成を通じて持続可能な社会の実現に貢献し続けることでしょう。新たな技術者との交流や知識の共有は、将来のサイバーセキュリティを支える重要なステップとなります。このような取り組みが、日立ソリューションズが目指すデジタルトランスフォーメーションの一環として、より多くの人々に影響を与えることを期待しています。