マネジメントシェアリング研究会の新たな挑戦
2025年1月に誕生する『マネジメントシェアリング研究会』は、株式会社ジェイフィールが主導する新たな取り組みです。この研究会の設立背景には、昨今の企業環境における「マネジャーの罰ゲーム化」があります。このような状況を打破し、マネジメントの新しい形を模索するために、私たちが選んだアプローチが「マネジメントシェアリング」です。
マネジメントシェアリングとは?
「マネジメントシェアリング」は、一人のマネジャーが全ての責任を負うのではなく、複数の人がマネジメントの役割を分担することを指します。この新しい方法論は、マネジャーがストレスを軽減しながら、組織内での役割を健全に果たせるようにすることを目的としています。これにより、個人もより充実した生活を送れる環境が整うことを目指します。
実際には、日本の企業にはまだあまり浸透していないマネジメントシェアリングですが、海外では既に多くの企業がこの手法を取り入れ、好結果を出しています。私たちは、国内外の成功事例を研究しながら、マネジャーが生き生きと働ける組織を作るための各種活動を行います。
研究会の活動内容
1. 先進事例の研究
本研究会では、ドイツと日本を中心に国内外の先進事例を研究し、成功のポイントを明らかにします。具体的には、日独比較調査を実施し、日本企業が抱える課題やマネジメント上の問題を浮き彫りにする予定です。
2. 実践のための試行
参加企業は、自組織においてどのようにマネジメントシェアリングを実践できるかを検討します。現場での取り組みや人事施策の見直しなど、その企業の特性や実情に合わせた具体策を模索し、第一歩を踏み出します。
3. 社会的な発信と貢献
研究会の活動を通して得られた成果は、研究終了後に広く発信し、日本の企業や社会に貢献することを目指します。成果の共有により、より多くの企業がこの新しいマネジメント手法に触れ、取り組んでいくことが期待されます。
株式会社ジェイフィールの理念
ジェイフィールは、「組織感情®」という概念を提唱し、組織内での感情や気分が全体に波及することを理解しています。これをマネジメントするための企業研修を約250社、延べ10,000人に提供してきました。
また、『不機嫌な職場』や『ワクワクする職場をつくる』など、多くの書籍を出版し、組織活性化に関する啓蒙活動も行ってきました。私たちは、「仕事が面白い、職場が楽しい、会社が好きだ」と心から思える人々が増えることで、その知恵や想いが社会全体に波及していくことを目指しています。
このように、マネジメントシェアリング研究会は、単なる理論にとどまらず、実際の企業活動に貢献するための踏み出した一歩です。マネジメントの新しい姿を示すこの先駆的な取り組みに、ぜひご注目ください。