AIキャラクター「iMATE Engine」で新たな体験を提供するNyagsicの挑戦
合同会社Nyagsicは、東京都渋谷区に本社を置き、新たなAIキャラクター基盤「iMATE Engine」を発表しました。この技術は、AIキャラクターによる24時間の自動配信を実現し、視聴者に新しい価値を提供しています。Nyagsicの代表、Kuko(田中 良雅)氏は「人間らしさを持ったAIキャラクターが扱えれば、視聴者との絆はより深まる」と述べ、iMATE Engineの開発思想を自己表現しています。
開発の背景と「人間らしさ」
近年、AIを活用したバーチャルキャラクター、いわゆるAITuberが普及しつつありますが、従来のAIキャラクターは「正確で効率的な応答」に重点が置かれていました。しかし、視聴者が長期的に愛着を感じるためには、より人間らしい機能が必要だと考えたNyagsicは、あえて不完全さを持たせることでリアルな存在感を追求しました。iMATEとは「AI」と「Mate(仲間)」を組み合わせた造語であり、AIをただのツールではなく、共に時間を過ごす「パートナー」として捉える設計思想が反映されています。
iMATE Engineの特長
iMATE Engineには独自の「人間らしさシステム」が組み込まれており、8つの特性が視聴者との会話に豊かさを加えています。これらは以下の通りです:
1.
言い淀み(Hesitation): 人間の自然な言語現象を模倣し、思考の過程を再現。
2.
気分変動(Mood Fluctuation): 体験や時間帯に応じた感情の波を持つ。
3.
沈黙許容(Silence Tolerance): 興味のない話題は無視し、沈黙の時間を持つ。
4.
不完全記憶(Imperfect Memory): 記憶が完全ではなく、曖昧さを持つことで「覚えている」印象を与える。
5.
話題脱線(Topic Drift): 会話中に自然な連想で別の話題に移ることで生命感を向上。
6.
強い好き嫌い(Strong Preferences): 明確な個性を持ち、好きなものについては饒舌。
7.
感情応答変化(Emotion Response Modifier): 気分に応じて同じ質問でも異なる応答を提供。
8.
自発的発言(Spontaneous Utterance): 誰も聞いていない状況でも何気ないことを口にする。
これら8つのシステムが同時に機能することで、iMATEは単なるプログラムされたキャラクターではなく、実際に「そこにいる存在」として認識されます。
多層感情システム
iMATE Engineのもう一つの大きな特徴は多層化された感情システムです。多くのAIキャラクターが感情を演出の一部として扱うのに対し、iMATEでは感情を内部状態として設計しています。これには瞬間的な反応から長期にわたる感情履歴まで含まれ、視聴者とのインタラクションに一貫した影響を与えます。
| 感情レイヤー | 説明 |
|---|
| :-- | :--- |
| 瞬間感情 | コメントへの即座の反応(喜び・怒り・悲しみなど) |
| 残留感情 | 感情が徐々に減衰し、余韻が残る |
| 長期ムード | 一日を通じた気分の変化 |
| 感情履歴 | キャラクターの「経験」として過去の感情を蓄積 |
感情は表情や声色に一貫して影響を与え、視聴者により深い晩餐を提供します。
24時間配信と無人運用
このシステムは24時間、365日の無人運用が可能です。API障害やネットワーク切断時には自動復旧システムが作動し、運用はスムーズに続きます。また、キャラクターのテンションは時間帯に合わせて自動的に変化し、視聴者にとってリアルな生活感を加えています。
VTuber向けの無償Live2Dモデル制作
さらに、iMATE Engineを採用する企業向けには、VTuberとしても使用可能なLive2Dモデルの制作を無償で提供します。これはNyagsicが開発した「Live2D Splitter AI」により実現されています。AIによって自動的にパーツを分割・認識し、制作にかかる手間を大幅に削減します。
パートナー企業の募集
Nyagsicは「iMATE Engine」の普及に力を入れており、パートナー企業や個人を広く募集しています。販売や制作、技術の支援を行うパートナーの参加を期待しています。興味のある方は公式サイトからご連絡ください。
まとめ
「iMATE Engine」は、AIキャラクターの新しい形を提示します。その高い感情システムや多機能性は、企業や視聴者に新しい体験を提供すると同時に、まるで実在の友人のような存在感を生み出します。NYAGSICが描くAIキャラクターの未来は、ますます魅力を増していくことでしょう。興味のある方は、自社のニーズに合ったプランを検討してみてはいかがでしょうか。