岩手県との連携事業「遠恋複業」がプラチナ大賞を受賞
株式会社ATOMicaが推進する遠恋複業促進業務が、社会貢献に取り組む自治体や企業を表彰する「第13回プラチナ大賞」で優秀賞を受賞。特に「関係人口獲得賞」としての評価を受け、その意義が広く認識されています。
遠恋複業とは?
この事業は、岩手県内の企業と、地域で自らのスキルを活かしたいと考える県外の人材を結びつけるために設計されています。2018年度から運営が開始され、県外人材と地域の企業が協働するための新たなモデルを構築しています。2024年度には32件もの協働案件が生まれ、活動の成功が示されています。
地域課題の解決に向けて
近年、特に若者の流出や高齢化、地域の担い手不足が深刻な課題となっている岩手県。さらに、リモートワークや複業に興味を持つ人々の増加もあり、これらのニーズをどのように結びつけるかが重要なテーマです。調査によると、関係人口の73%が地域に関わりたいと考えており、彼らと地域企業とのマッチングが求められています。
受賞の背景と今後の展望
ATOMicaは、地域の企業と複業人材のマッチングをサポートする役割を担い、様々なイベントやフィールドワークを通じて関係性の構築を促進。今回の受賞では、148件以上の協働関係の創出が評価され、持続可能な地域活性化に向けた取り組みが強調されました。今後もATOMICaは、複業人材や地域のニーズに応える支援を続け、地域課題の解決を進めていく方針です。
担当者のコメント
岩手県の八巻 渉氏は、「この度の受賞を嬉しく思っております。遠恋複業を通じ、地域の事業者が多くの人々と繋がりあい、具体的な支援が実現しています。これからも地域の魅力を育てていくため、様々な力を取り入れながら活動していきたい」と述べています。
また、マッチングに成功した企業担当者、鈴木 寛太氏も「遠恋複業を通じて、地域の魅力を知り、それが新たな出会いを生む瞬間に興奮を覚えます。このようなプロジェクトが地方の活性化に貢献できることを実感しています」と語っています。
まとめ
ATOMicaが手掛ける「遠恋複業」は、単なる仕事のマッチングを超え、持続可能な地域社会の構築に貢献する重要な取り組みです。受賞を契機に、その活動がさらに拡がることが期待されています。地域の可能性を広げ、新たな関係人口を創出していくこのプロジェクトに、今後も注目が集まります。