バスク州自動車産業
2024-12-23 10:49:21

バスク州自動車産業ウェビナーの成功と次世代モビリティの展望

バスク州自動車産業ウェビナーの開催内容と注目技術



2024年11月27日、バスク州政府貿易投資事務所が主催する「バスク州自動車産業ウェビナー」が開催されました。このイベントは、バスク州が持つ自動車産業の競争力と技術力を国内の関係者に広めることを目的とし、特に次世代モビリティに向けた技術革新を紹介しました。

ウェビナーの概要



  • - 日時: 2024年11月27日(水)16:30〜18:00(現地時間 8:30〜10:00)
  • - 方式: YouTubeライブ配信
  • - 言語: 日本語/英語(同時通訳あり)
  • - 参加費: 無料
  • - 主催: Basque Trade and Investment
  • - 共催: バスク自動車クラスター(ACICAE)
  • - 後援: 日本貿易振興機構(ジェトロ)など

開会挨拶と基調講演



オープニングでは、ジェトロの木場氏が不安定な世界情勢の中での日本と欧州の協力の重要性を述べ、バスク州への投資と協業を期待する声が上がりました。また、バスク州の特長や自動車産業の動向について、加藤萌映氏が詳しく解説しました。

自動車産業戦略の紹介



ウェビナーでは、バスク自動車クラスターのRaquel Piñan氏が、バスク州の自動車産業の現状についてデータを交えながら説明。以下のような重要なポイントが挙げられました:
  • - バスク州内には304社の部品メーカーが存在し、欧州第2位の自動車生産国、スペインにおいて50%以上の部品を製造。
  • - 年間の売上高は250億ユーロで、州のGDPの25.7%を占めています。
  • - バスクの企業は90%の製品を輸出し、世界32カ国に730の製造拠点を展開。
  • - 売上高の3.5%を研究開発に充当し、先進的な技術開発に取り組んでいます。

ピッチセッションの成果



その後、バスク州の8つの企業によるピッチセッションが行われました。以下はそのテーマと発表した企業の一例です:
  • - テーマ1: 次世代モビリティ向け流体
  • - Cikautxo Group: 自動車向けの高分子製品を提供。
  • - テーマ2: Eモーター・インバーター・バッテリーマネジメントシステム
  • - Fagor Ederlan: アルミダイカスト技術を持ち、構造部品を供給。
  • - テーマ3: 車両の軽量化ソリューション
  • - CIE Automotive: 軽量で性能の高い部品を展開。

各p企業は、次世代モビリティの実現に向けた革新的なソリューションを紹介し、参加者から高い関心を集めました。このように、バスク州の自動車産業は独自の技術力と広範な市場に対応できる能力を有しています。

まとめと今後の展望



ウェビナーの最後には、日西経済委員会の佐々木氏が閉会挨拶を行い、バスクの自動車産業の技術力の高さを再確認しました。今後、バスク州と日本企業との間でさらなる連携が期待されており、業界全体の技術革新をさらに推進する契機となることでしょう。

バスク州政府貿易投資事務所では、登壇企業への紹介も行っており、今後のビジネスチャンスを広げる大きな一歩となるでしょう。ウェビナーの録画も配信されているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。


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