琉球舞踊『志舞(しまい)』が世界の舞台へ
琉球舞踊家の赤嶺姉妹が、2025年6月20日(金)午後8時にニューヨークのカーネギーホールで行う特別公演『志舞(しまい)』が注目を集めています。この公演は、琉球舞踊と最先端のAR(拡張現実)技術を融合させ、沖縄の豊かな文化と精霊を世界中に発信することを目的としています。80年という戦後の節目を迎え、滋養のある舞とその「癒し」と「祈り」の力を鮮やかに届ける機会となるでしょう。
琉球舞踊の新しい形
琉球舞踊は、琉球国の時代に宮廷での儀式などに用いられていた伝統芸能です。その歴史は数百年に及び、重要無形文化財にも指定されていますが、現在もその知名度は限られています。赤嶺姉妹は、この美しい舞をより多くの人々に知ってもらうため、カーネギーホールという文化の一大拠点での公演に挑むことにしました。
彼女たちが目指すのは、琉球舞踊を能や歌舞伎、バレエなどと並ぶ新たな芸術の形として確立することです。特に、カーネギーホールで披露することは、琉球舞踊の静謐な美を舞台芸術として昇華させる絶好の機会です。その舞が舞台上でどのように展開されるか、観客は圧倒されることでしょう。
公演タイトル『志舞』の意味
本公演のタイトル『志舞(しまい)』には、二つの深い意味が込められています。ひとつは「志」で、目指すものや信念、未来への希望を意味します。もうひとつは、相手を思いやる心や平和への願いを表しています。この琉球舞踊が、世代を超えたメッセージを持つものだと確信した赤嶺姉妹は、その精神を胸にカーネギーホールの舞台に立ちます。
AR技術との融合
赤嶺姉妹の公演は、琉球舞踊の伝統を守りつつ、最新のAR技術を活用することで、観客が「琉球の世界」を体験できるような新たな試みも行います。伝統的な美しさと、ARによって生み出される現代的な表現が相乗効果を生むことで、舞台はより一層魅力的になります。
公演詳細
- - 公演名: 『志舞(しまい)』 – 赤嶺姉妹 琉球舞踊公演
- - 日時: 2025年6月20日(金)午後8時開演(開場:午後7時30分)
- - 会場: カーネギーホール(ニューヨーク)
- - 出演: 赤嶺姉妹
- - ディレクター: hahaha design Inc. てるやしおり(AR演出)
- - 主催: 株式会社office IKD
- - チケット取扱: 赤嶺姉妹「ご贔屓の会」、カーネギーホールチケット窓口(3月22日より取扱開始)
- - 特設サイト: akaminesisters.net
赤嶺姉妹の活動
沖縄県那覇市出身の赤嶺姉妹(姉・奈津子さん、妹・真希さん)は、早くから舞踊の道を歩んできました。数多くのコンペティションで受賞し、その実力を国内外で証明しています。今では東京を拠点に活動しており、現在も次世代への継承や公演活動に力を注いでいます。彼女たちの活動は、琉球舞踊の普及に大きく寄与しており、公式サイトやSNSで多くの情報を発信しています。
赤嶺姉妹がカーネギーホールで披露する琉球舞踊が、多くの人々に感動と思考をもたらすことでしょう。今後の彼女たちの活躍を見逃さないでください。