舞台『午前0時のラジオ局ー満月のSAGAー』が舞台を佐賀に移し、新たに登場!
2023年3月に東京、大阪、長崎で上演された舞台『午前0時のラジオ局』は、多くの観客に感動を与えた作品です。その原作は、NBC長崎放送の現役アナウンサーである村山仁志による「深夜ラジオ番組」をテーマにした小説で、心温まる幽霊ミステリーとして多くのファンを魅了しました。
本作が再演され続編が上演されるとの嬉しいお知らせが届きました!新たに舞台を長崎から佐賀のラジオ局に移し、2025年5月から6月にかけて上演されることが決定したのです。その名も『午前0時のラジオ局ー満月のSAGAー』。
ストーリーの魅力と新キャストの紹介
新たなストーリーでは、JR佐賀駅南口に位置するラジオ局が舞台となります。駅前広場に向かってスピーカーが設置され、夜の10時には無音に。深夜0時になると突如として「不可思議な深夜番組」が放送されるという設定です。
物語は、幽霊ディレクター・蓮池陽一(福田悠太)が手掛ける『ミッドナイト☆レディオステーション』を中心に展開します。陽一は大学生・酒谷昇太(高田翔)そしてDJ志望の清水杏慈英凛華(高柳明音)と共に、一風変わったラジオ番組を制作。昇太は恋人・花音(宮﨑香蓮)を失ったことで深夜ラジオに関わり、不思議な経験を通して成長していく様子が描かれます。
続編に寄せる期待の声
原作者の村山仁志は、佐賀新聞創刊140周年を記念した連載『午前0時のラジオSAGA』を2024年5月から連載することが決定しました。佐賀県知事からも舞台化の要望が寄せられ、これまた楽しみな進展です。
上演台本・演出を担うのは、前回の公演でも観客を感動させた霧島ロック。同じく前作でのキャスト、福田悠太に続いて、大学生役の高田翔が登場することで、作品はより多面的に表現されるでしょう。新キャストの高柳明音や宮﨑香蓮もそれぞれ自分らしいキャラクターを演じることが期待されています。
公演情報とキャストのコメント
『午前0時のラジオ局ー満月のSAGAー』は2025年5月29日から6月10日まで東京の博品館劇場で上演され、その後6月13日から15日まで佐賀市文化会館中ホールでも上演予定です。チケットは東京公演が9,900円(税込)、佐賀公演が8,800円(税込)で、全席指定です。
登場キャストの福田悠太は「この世とあの世の「思い」が繋がる場所は人なのかな」とし、役に込める思いを語っています。また、高田翔や高柳明音もそれぞれ自分の役への情熱や期待をコメント。特に、高柳は自身がリアルラジオパーソナリティであることを生かし、役作りへの意気込みを見せました。
まとめ
このように『午前0時のラジオ局ー満月のSAGAー』は再演・続編として新たな舞台を迎える準備が着々と進んでいます。新キャストや新たなストーリー展開も含めて、ファンにとって見逃せない作品となることは間違いありません。深夜という独特な時間帯に流れる不思議なラジオ番組の世界、ぜひともその目で確かめてみてください。