2025-2026年人気書籍ランキング発表!
2025年12月22日、株式会社ドワンゴが運営する国内最大級の本のレビュー投稿サイト「読書メーター」にて、読者推薦による年間人気書籍ランキング「読書メーター OF THE YEAR 2025-2026」の結果が発表されました。このランキングは2001年から続くもので、ユーザーの参加によって成り立っています。今年は2024年11月から2025年10月に出版された作品が対象です。
栄えある1位は『ブレイクショットの軌跡』
総合ランキングの首位を獲得したのは、逢坂冬馬の最新作『ブレイクショットの軌跡』です。この作品は、彼のデビュー作『同志少女よ、敵を撃て』で本屋大賞を受賞したことで脚光を浴びた作家によるもので、読者からの高い支持を受けています。受賞の際、逢坂氏は、自作が読者に受け入れられたことに感謝の意を示し、「読者からの暖かい声援は自らの手元を離れた作品から届いた手紙」であると述べました。
総合ランキングTOP3
1.
『ブレイクショットの軌跡』
- 著者: 逢坂 冬馬
- 出版社: 早川書房
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レビュー: 「点と点が繋がる物語展開が素晴らしく、読み応えがある。」(kouさん)
2.
『踊りつかれて』
- 著者: 塩田 武士
- 出版社: 文藝春秋
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レビュー: 「現代社会への鋭い警鐘を含む人間ドラマに圧倒され、一気に読み切った。」(さーくる・けーさん)
3.
『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』
- 著者: 五条 紀夫
- 出版社: KADOKAWA
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レビュー: 「登場人物の名前が面白く、新しい視点でメロスの物語を楽しめるパロディ作品。」(れっつさん)
部門別ランキングも注目
今回のランキングでは、総合ランキングの他に、部門別ランキングも発表されました。シリーズ・エッセイ・ノンフィクション・ライトノベルの各分野での受賞作は、読者の関心を集めています。特に、シリーズ部門で1位を獲得した今村翔吾の『イクサガミ』シリーズは、2025年11月にNetflixでの配信が決まっており、今後の展開が期待されます。
部門別TOP3
1位: 『イクサガミ』、 2位: 『カエル男』、 3位: 『コンビニ兄弟』
1位: 『僕には鳥の言葉がわかる』、 2位: 『そんなときは書店にどうぞ』、 3位: 『世界の一流は「休日」に何をしているのか年収が上がる週末の過ごし方』
1位: 『涼宮ハルヒの劇場』、 2位: 『負けヒロインが多すぎる! (8)』、 3位: 『薬屋のひとりごと 16』
このランキングの結果は、読者の熱意と本への愛情を感じさせるものであり、多くの新しい発見をもたらしてくれます。読書の楽しさを再確認し、ますます本にふれてみたくなる魅力的なランキングでした。