Eryngiiがスバクから初シングル「Tell Me」を配信開始

Eryngiiが届ける新たな音楽の息吹

2023年9月3日(水)、Eryngiiが初シングル「Tell Me」をリリースしました。この楽曲は、彼らがスバクのレーベルから発表する最初の作品となり、リスナーに新鮮な音楽体験を提供します。

Eryngiiは、シンガー兼ギタリストのJade SonさんとベーシストのLucas Cohenさんによるトリオで、彼らの出発点は「CASIOPEAのコピーバンド」からでした。半ば冗談で始まったこのプロジェクトが、今や独自のスタイルを築くに至ったのです。新曲「Tell Me」は、インディー・ポップ、オルタナ・ロック、ソウルの要素が融合した、約90秒の洗練されたトラックです。

深夜の鼓動を感じて

Jade Sonさんは「Tell Me」について、深夜の雰囲気を意識して作曲したと話します。彼女は、誠実さを求める親密で踊れるムードを意識し、ささやくようなボーカルが印象的な仕上がりにしています。「タイトなポケット」「スペース・ファンク」のきらめきも印象的で、彼らの音楽の本質をミニマルに凝縮した１曲となっています。

この楽曲のサウンドは、バターのような滑らかさを持つベースと柔らかいギター、心地よい鍵盤が巧みに絡み合い、インディー・チルアウトとオルタナR&Bの間を自在に行き来します。リリックに含まれる“Redirect that energy”というフレーズは、自己省察や「欲しいものをきちんと伝えること」の間にある緊張感を描いており、聴く人の心に響くことでしょう。

スバクとしての歩み

スバクはニュージャージーの郊外で始まり、パンデミック期間中に生まれたベッドルーム・ポップ・プロジェクトを起源としています。JadeさんとLucasさんの出会いを経て、現在の編成が実現しました。彼らはCASIOPEAのカバーを共通言語として、インディー・ポップやオルタナ・ロック、各地域の音楽スタイルを取り入れたダンサブルなセルフプロデュース・インディー・ソウルを展開しています。

また、NYCでのライブでは、ジャズに精通したドラマーのAki Goraiさんが参加し、スタジオで培った「ポケット」重視のサウンドを、勢いを持ってステージで表現しています。彼らの音楽は、聴く人々に新たな感動を与えてくれることでしょう。