花王が挑む業務効率化の最前線
花王株式会社が、業務の効率化を実現するために次世代型OCR「route-D AIデータ入力」を導入しました。このシステムは、大量の伝票管理を行う上での手間を大幅に減少させ、70%以上の工数削減を可能にしました。ここでは、導入背景やシステムの特徴、今後の展望について詳しく見ていきましょう。
導入背景
花王では商品の保管や輸送において、パレットの移動情報を伝票として記録しています。この情報は工場から物流センターへの出荷や入荷時に手入力で管理されており、月に数万件もの伝票が発行されることから、いくつかの課題を抱えていました。具体的には、特定の工場においては、月に200時間もの業務時間が手入力作業に費やされていました。このような手入力による作業では、高精度が求められる一方で、入力ミスも避けられず、棚卸時の確認作業においても追加の工数が発生していたのです。
導入概要
このような状況を受け、花王はパレット伝票の管理工数を削減するため、複数のOCRソリューションを比較検討しました。その中で、「route-D AIデータ入力」が選ばれた理由は以下の2点です。
- - 複数の読み取り結果を一括で確認できるサービス画面
このシステムは、伝票画像と読み取り結果を表形式で確認できるため、複数の書類の明細データを効率的にチェックできるという強みを持っています。これにより確認作業に必要な時間を大幅に削減することができました。
読み取り結果の中で誤読の可能性がある項目をハイライト表示する機能も導入されています。伝票には手書きの文字も多く含まれるため、読み取り精度100%を期待するのではなく、効率よく確認項目を特定できるのが特に評価されました。
今後の展望
「route-D AIデータ入力」の導入により、ある工場では月147時間、約74%の業務省力化を実現しました。それに加え、伝票をデータ化することで業務の集約性やデータ保全性も向上。今後は、この運用をさらに拡大し、他の工場や拠点に展開する予定です。AI技術を駆使して、パレット管理オペレーションの標準化を進めていきます。route-Dは今後も花王のDX(デジタルトランスフォーメーション)活動を支援し続けることを目指しています。
route-D AIデータ入力の特徴
「route-D AIデータ入力」には、注文書や納品書などさまざまなフォーマットの帳票を自動でシステム入力できる特長があります。
システムは、書類を自動的に読み取ることで、手間をかけずにデータ整理を行います。
使用するごとに業務ルールを学びながら賢くなるため、業務効率がさらに向上します。
読み取り内容を社内のマスタ情報に変換でき、表記ゆれの検索にも対応しています。
専門家の支援を受けながらスピーディーに本運用が始められる点も魅力です。
route-Dの紹介
route-Dは、製造業や流通業の効率化を目的としたAIプロダクトを開発している企業です。日本の製造業と流通業は、アナログで非効率な業務が多く、人手不足が深刻な現状です。しかし、route-DはAIを活用してこれらの課題を解決し、人手不足の中でも持続的な成長を可能にする世界を目指しています。
会社情報
- - 設立: 2022年12月
- - 代表: 松本光暁
- - 事業内容: 製造業・流通業に特化した生成AIプロダクトの開発・販売
- - 従業員数: 25名(業務委託含む)
- - 資本金: 3.73億円(資本準備金含む)
- - 本社所在地: 東京都千代田区九段南4-6-10 九段南ビル4階
詳しい情報は公式ウェブサイトもご覧ください:
route-D AIデータ入力