マヨネーズ回収実験
2025-06-20 14:33:50

環境に配慮したマヨネーズボトル回収実証実験が始まる

環境に優しい未来を目指して



キユーピー株式会社と味の素株式会社が、使用済みマヨネーズボトルのリサイクルに向けた取り組みをスタートしました。このプロジェクトは、海洋プラスチック問題への解決策を探る「クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)」の一環として実施されます。2024年7月1日から、イトーヨーカドー溝ノ口店で行われるこの実証実験には家庭で使用したマヨネーズボトルを回収する目的があります。

実施の背景



海洋に漂うプラスチックごみの問題は深刻であり、企業だけでなく、私たち市民もその一端を担っています。キユーピーと味の素は、持続可能な社会の構築に貢献するため、このプロジェクトを通じて生活者の意識を高め、新たな資源循環のモデルを築くことを目指しています。

実証実験の概要



回収方法


イトーヨーカドー溝ノ口店に設置されたマヨネーズボトル型の回収ボックスを利用します。ここに家庭で使用したマヨネーズボトルを持参することで、リサイクルが可能かどうかの評価を行う仕組みです。回収期間は2024年7月1日から2025年6月30日までの1年間です。

回収対象


家庭から回収する対象は、キユーピーや味の素以外のマヨネーズボトルも含む、さまざまなメーカーのボトルです。これにより、再資源化の可能性を広げる狙いがあります。

実施結果と覚醒


実験が始まってからの進捗は、以下の通りです。初月である2024年7月の回収量は、予想を上回る結果となり、特にボトルの洗浄率は99%に達しました。これにより、参加者が意識的にリサイクルに取り組む姿勢が見えてきました。

取得した知見


1. ボトル型回収ボックスの効果
- マヨネーズボトル型を採用したことで、参加者がリサイクルに参加しやすくなり、高い回収率を実現しました。

2. 洗浄に関するイメージや意識
- 多くの方が「マヨネーズは油分が残るため、洗ってもあまり綺麗にならない」と感じていることが分かり、それが実際の行動に影響を与えていることが明らかになりました。これに対する啓発活動や情報提供が必要です。

3. 遠方からの参加者の悩み
- 川崎市内での啓発活動を通じて、賛同はあるものの、実施店舗までの距離がネックになっているという意見もありました。

さらなる展開


この取り組みは2025年7月以降も継続し、回収対象店舗を3店舗に拡大します。イトーヨーカドー溝ノ口店、イトーヨーカドー川崎店、ヨークマート川崎野川店で新たなボトル回収を進め、広報活動も充実させ、地域全体でのリサイクルの意識を高めていきます。

企業の社会的貢献


キユーピー株式会社


  • - 代表者:髙宮 満
  • - 所在地:渋谷区
  • - 売上高:4,839億85百万円(2024年度)

味の素株式会社


  • - 代表者:中村 茂雄
  • - 所在地:中央区
  • - 売上高:1兆5,305億円(2024年度)

この活動を通じて、地域の皆さまが共に進むサステナブルな未来に向けた道を、一歩ずつ築いていくことを目指しています。


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