シルタスが日清オイリオとギフティから資金調達
東京都港区に本社を構えるシルタス株式会社は、日清オイリオグループ株式会社および株式会社ギフティからの第三者割当増資により、資金調達を成功させました。この取り組みの目的は、日常の買い物を通じて人々の健康行動を促し、未病・予防インフラの構築を加速することです。
未病・予防への新たな挑戦
日本では医療費が年間45兆円を超える中、高齢化が進行する今だからこそ、予防医療の重要性が一層増しています。従来の健康管理サービスは、「意識の高い人」だけが利用し続けるもので、多くの人々の行動変容を促すことは難しい現状があります。そこで、日常生活のデータを基にした新しい予防的アプローチに期待が高まっています。
購買データを活用したヘルスケアプラットフォーム「SIRU+」
シルタスが開発した「SIRU+」は、スーパーマーケットでの購買データに基づき、利用者の食生活や栄養状態、購買行動を分析します。そして、個人の健康に最適な商品提案を行い、ユーザーが容易に健康的な選択を行えるようにサポートします。SIRU+は、約10万人のユーザーが利用し、月間で約4,600万件の購買データを解析。アプリで提案された商品が実際に購入される率は、約10%に達しています。
自然な健康行動の促進
このプラットフォームは、ユーザーの食の嗜好に合わせた商品をレコメンドし、実際にどれだけ購入されるかをデータで追跡することで、提案の質を向上させ続けています。このようにシルタスは、データ駆動型のパーソナライズドな食提案によって、日常の買い物を通じて自然に健康行動へとつなげることを目指しています。
資金調達の意義
新たなパートナーシップである日清オイリオとの連携は、植物油のリーディングカンパニーとしての知見をシルタスのデータ分析技術と結びつけることで、個人に合わせた栄養提案の実現を目指します。また、購買データを活用したスーパーの開拓を進め、地域社会への貢献も目指しています。
ギフティとの協力により、デジタルギフトサービスと栄養データを組み合わせた販促モデルが進行します。従来の価格重視のキャンペーンから、「自分の健康に必要だから買う」という新しい購買体験を提供していく狙いです。
関係者のコメント
日清オイリオの野中公陽さんは、「シルタスの技術が未病・予防の領域に新たな価値をもたらす」との展望を語っています。また、ギフティの鈴木達哉さんは、「シルタスとの取り組みが、多くの人々の健康行動を促進することに期待を寄せている」とコメントしています。シルタスの小原一樹社長も、これらの支援によって健康価値を高めるエコシステムの構築が進むことを強調しました。
今後の展望
今後、シルタスは購買データと栄養データを駆使し、健康支援や地方創生プロジェクトの推進に取り組む予定です。また、本ビジョンに賛同する企業との連携を深め、さらなる資本業務提携を進めていく予定です。日常の買い物を通じて自然と健康に寄与する社会を目指して、シルタスは私たちの未来をつくり上げていくのです。