西宮発、氷上競技部の快挙
2025年12月、東京辰巳アイスアリーナで開催された第48回全日本ショートトラックスピードスケート選手権大会で、兵庫県西宮市の氷上競技部に所属する長森遥南選手が素晴らしい成果を上げました。彼女は女子500m、1000m、1500mの全てで優勝し、一気に3冠を獲得。これは、実に18大会ぶりの快挙です。この成果により、彼女は2026年2月に開催される世界大会への出場権を得ることができました。
また、松林佑倭選手も男子1000mと1500mで優勝し、見事な成績を残しました。彼は日本代表の補欠メンバーにも選ばれ、その活躍はチームの士気を一層高めることとなりました。
選手たちの活躍
長森遥南選手
長森選手は1998年に生まれ、2025年に関西学院大学を卒業後、株式会社シュゼット・ホールディングスに正社員として入社しました。入社から半年での3冠達成は、彼女の努力と才能の証といえます。彼女は「色々な方々に出会い、支えられてきました。恩返しとして良い結果を報告したい」という言葉を残し、世界大会に向けての意気込みを見せました。
松林佑倭選手
松林選手は、2002年に生まれ、クラーク記念国際高等学校卒業後、2021年にアルバイト入社。我らが長森選手の3冠を見届け、自らも2冠を達成。「アンリ・シャルパンティエが強いというところを見せたかった」という思いを抱いて挑んだ試合が、彼の成長を物語っています。
島根くるみ選手
一方、島根くるみ選手は努力はしたものの、今大会では思ったような結果を残せませんでした。しかし、彼女は常に明るい笑顔を絶やさず、仲間への声かけでチーム内のコミュニケーションを円滑にする役割を果たしました。競技だけでなく、大切なチームとしての絆も育む姿勢が見られました。
株式会社シュゼット・ホールディングスの理念
会社の代表取締役社長である蟻田剛毅氏は、地域スポーツの発展と雇用創出を目指して、氷上競技部を設立した背景を説明しました。彼は「力のある選手が県外へ流出する現状に課題を感じ、我々の支援が必要だ」と述べ、長森選手の活躍が期待を超える結果を生むことになったと誇りに思っています。また、選手たちの“最高の結果を目指すスピリット”は、同社の製品づくりにも生きていると強調します。
未来への期待
シュゼット氷上競技部は、2018年に設立され、選手の職業とアスリートとしての活動を両立させる珍しい組織です。トップ選手が指導を行う中で、日々高みを目指し練習を重ねています。これからも、選手たちの活躍から目が離せません。長森選手をはじめ、松林選手、島根選手の今後の成長と活躍を期待しましょう。
おわりに
「アンリ・シャルパンティエ」ブランドが目指す“菓子と生き方をつくる”という理念は、氷上競技部の選手たちの姿にも重なります。彼らの挑戦と努力が、地域に新たな希望とエネルギーを与えています。これからもそれぞれの舞台で輝き続けることを願ってやみません。