SiteGuardレポート2025
2025-04-30 16:10:07

サイバー攻撃の動向を分析したSiteGuardセキュリティレポート2025年第1四半期

サイバー攻撃の動向を分析したSiteGuardセキュリティレポート2025年第1四半期



EGセキュアソリューションズ株式会社は、2025年第1四半期(1月1日〜3月31日)におけるサイバー攻撃の傾向をまとめた「SiteGuard セキュリティレポート」を発表しました。このレポートは、同社が提供するクラウド型WAF「SiteGuard Cloud Edition」で検出された攻撃情報をもとに作成されています。

1. 2025年第1四半期の攻撃傾向


このレポートには「攻撃種別」「月別」「接続元(国別)」の3つの観点から、実際に発生した攻撃の分析結果が詳述されています。特に注目すべきは、SQLインジェクション(37.5%)とリクエストURLチェック(34.2%)の高い検出率です。これらの攻撃は合わせて全体の71%を占めており、非常に危険な兆候を示しています。

また、1月の攻撃から比較して2月には約2倍、3月には約5倍に増加しており、特に教育機関を狙った攻撃が短期間に集中していたことも確認されています。これにより、企業や団体はこのような脅威に対し、より厳格な対策を講じる必要があります。

2. 攻撃種別とその影響


SQLインジェクション


SQLインジェクション攻撃はデータベースへの不正アクセスを狙うもので、成功すると大規模な情報漏洩やシステムの乗っ取りが発生する可能性があります。この手法は、データベースが不正なクエリに対して脆弱な場合に成り立ちます。

リクエストURLチェック


リクエストURLチェックは、Webサイト上で公開されていないファイルへのアクセスを試みる攻撃です。これにより、意図しない情報が流出するリスクが高まります。OSやミドルウェアの設定ミスなどが原因で発生するため、特に注意が必要です。

3. サイバー攻撃の地域別傾向


レポートでは、接続元の国別に攻撃の傾向も分析されています。これにより、どの地域からの攻撃が最も多いのかを把握でき、今後のセキュリティ対策に役立てることができます。

4. セキュリティ対策の重要性


EGセキュアソリューションズでは、サイバーセキュリティに関する情報を広く提供し、意識の向上を図ることを目的としています。実際に、定期的な脆弱性診断やシステム監査を実施することで、多くの企業や個人が重大な被害を未然に防ぐことが期待できます。

セキュリティ専門家のコメント


当社セキュリティ研究所の所長である直岡克起氏は、リクエストURLチェック攻撃が目立っていることについて「公開されてはいけないファイルが誤って取得されることが使われることがある。これを防ぐためには、ファイルの配置場所やWebサーバー設定についてしっかりと見直す必要がある」と述べています。

5. 今後の課題


これらの攻撃を防ぐためには、企業やサービス提供者が積極的に対策に取り組むことが不可欠です。また、このレポートは社会全体に向けた教育資源とも言え、情報セキュリティに関する意識を高めるための重要な資料となります。

まとめ


「SiteGuard セキュリティレポート」は、サイバー攻撃の最新トレンドを把握し、適切な対策を行ううえで非常に有用な情報源です。2025年第1四半期のレポートをぜひご覧いただき、自社のセキュリティ対策を見直すきっかけにしていただければ幸いです。詳細なレポートは、こちらからダウンロードできます


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: サイバー攻撃 EGセキュアソリューションズ SiteGuard

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。