小学生金融教育
2025-09-30 16:07:38

小学生が参加する金融教育イベント「第3回FESコンテスト」の募集開始

小学生が参加する金融教育イベント「第3回FESコンテスト」の募集開始



一般社団法人日本金融教育支援機構が主催する「第3回FESコンテスト® Supported by ゆうちょ銀行」では、小学生が審査員として本格的に参加する取り組みが始まります。これは、小学生ひとりひとりが金融教育を自分の問題として考える機会を提供することを目的としています。

FESコンテストとは?


「FESコンテスト」は、中高生が制作した金融教育に関するショート動画を題材に、全国の学校から応募が寄せられる教育イベントです。金融リテラシーを育むための活動として、これまでも多くの地域で実施されていますが、今回は小学校の授業において参加が可能となります。

このイベントは、大学生が運営し、中高生が作品を作り、小学生がその内容を審査する、「世代連鎖型」の仕組みが特徴です。それにより、異なる世代が相互に学び合い、協力する機会が生まれます。

小学生による審査の意義


今回の取り組みで特に重要なのは、小学生がほんとうに自分ごととして金融教育に関わることです。行政や学校が正式に関与するのは初めての取り組みであり、小学生に自らの意見を堂々と表現する機会を提供します。お金に関するトラブルが増加する中で、主体的にお金と向き合う力を育むことが求められています。

教育プログラムの目的は、金融広報中央委員会が提唱している「金融教育プログラム」に基づき、子どもたちが自立した生活を送るための「生きる力」を養うことです。従来の「貯金」や「節約」にとどまらず、金融に関して広い視点で考える力をつけることが期待されています。

審査の具体的な取り組み


本年度の取り組みでは、小学生の理解がしやすい審査票が用意されています。先生方の監修のもと、実際に小学校の授業で活用されることで、子どもたちは審査を通じて多角的に考え、自分の意見を整理する力を養います。実施校として、福島市立福島第一小学校や吹田市立吹田第一小学校などが名を連ね、各地での取り組みが進められています。

参加資格には、授業の一環で金融教育を導入する公立・私立小学校、そして小学生向けの民間塾などが含まれ、自主的な学びを促進します。

自治体・教育現場へのメリット


このプログラムの導入により、自治体や学校は次世代教育の推進を図ることができます。具体的には、地域全体の金融リテラシーを向上させると共に、先進的な教育事例を生み出すことにつながります。金融教育を授業に取り入れることで、教師の負担を軽減し、より良い教育の質を保つことができるのが大きな魅力です。

未来への展望


「第3回FESコンテスト」は、将来的には小学生から大学生までが繋がり、金融教育を通じて地域全体の力を育むことを目指しています。子どもたちの意見が審査結果に影響を及ぼす仕組みは、教育だけでなく地域の未来にも良い影響を与えることでしょう。

興味のある自治体や学校は、ぜひこの貴重な機会に参加し、自分たちの教育を更に充実させてください。今後も日本金融教育支援機構は、世代間連携を強化しながら、より良い未来を創造していきます。


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