三陸・常磐ウィークス第5弾が実現、38万食を提供し復興を応援

三陸・常磐ウィークス第5弾が実施

東日本大震災からの復興を目指し、三陸・常磐地域の水産物の魅力を広める官民連携プロジェクト「魅力発見！三陸・常磐ものネットワーク」が、59日間にわたり「三陸・常磐ウィークス第5弾」を開催しました。この取り組みは、11月1日から30日までの期間中に実施され、全国の参加企業や団体からなる約1200者が協力し、社員食堂やお弁当、イベントなどを通じて合計38万3202食の食材が提供されました。

地域の魅力を発信する取り組み

このウィークスの目的は、三陸・常磐の豊かな水産物を味わいながら、その魅力を多くの人々に知ってもらうことです。特に、復興を応援する姿勢が強調され、参加した企業の社員たちが地元の食材を楽しむことを通じて復興への貢献を意識しています。三菱電機やスバルなど、全国に展開する大企業が参加し、社内食堂や仕出し弁当で地元食材を使ったメニューを提供しました。

提供されたメニューの多様性

例えば、三菱電機では、全国にある27か所の拠点で「三陸産サーモンマヨフライ」や「宮城県産いわし入りハンバーグ」といったメニューを合計4万6000食提供しました。一方、スバルでも「三陸産サーモンマヨカツ」や「三陸産わかめラーメン」など、多種多様なメニューが展開され、参加者から高い評価を得ました。

行事におけるお弁当の利用

さらに、会議や研修会、懇親会においても約6000食の地元食材を使用したお弁当が提供されました。特製の「三陸産穴子重御前」や「三陸わかめと特選牛肉のすき焼き弁当」など、期間限定の魅力的なメニューが用意され、政府関係者もこれを利用し、周囲にその美味しさを広めました。

魚ジャパンフェス2025への協賛出展

イベントの一環として、三陸・常磐ものネットワークは「SAKANA&JAPANFESTIVAL（魚ジャパンフェス）2025 in 日比谷公園」にも参加。約2万7000食の料理を提供し、地元食材の魅力を発信しました。特に、福島の復興を支援する趣旨で、県産水産物を使用した料理が話題を呼びました。

全体を通じての意義

「魅力発見！三陸・常磐ものネットワーク」は、地域の水産物の消費拡大に貢献し、復興支援を図っています。これを通じて、企業や自治体と連携し、三陸・常磐地域の水産業の復旧と発展を目指していく所存です。この取り組みは、ただの食材提供にとどまらず、地域活性化のシンボルとなっています。今後もさまざまなイベントや情報発信を行い、三陸・常磐地域の魅力を多くの人々に届けていくことでしょう。