鶴岡市の防災訓練における中央開発の貢献
2025年11月9日、山形県鶴岡市の湯田川コミュニティセンターにて、令和7年度鶴岡市総合防災訓練が開催されました。中央開発株式会社の参加は、地域の防災意識を高め、住民とともに未来の安全を築くための重要な一歩でした。このイベントは、山形県と山形大学が結んだ災害対策推進協定に基づくもので、地域の防災対策に対する取り組みを具体化したものです。
イベントの目的と展示内容
中央開発が出展したのは、住民参加型の斜面防災モニタリングやドローンを利用した地形調査に関する展示です。特に注目を集めたのは、地域住民自らが避難行動を起こすきっかけとなる「感太郎」と呼ばれる斜面崩壊感知センサーや、ドローンによる各種調査技術の紹介でした。また、ドローンシミュレーターや実機を使った操縦体験も用意され、参加者は技術を体感することができました。
実機の操縦体験では、ドローンに搭載されたサーモセンサーによる熱画像撮影が行われ、参加者からは好奇心と驚きの声が上がりました。この体験を通じて、子供たちから大人まで多くの方に防災知識を普及することができました。
住民参加型斜面防災モニタリング
地域住民が自身の安全を守るために自発的な行動を促す取り組みとして、今回のイベントでは斜面崩壊感知センサー「感太郎」の活用法が紹介されました。鶴岡市では、2025年8月から高坂地区においてこのモニタリングを試験的に行っています。住民が斜面の変動を捉え、早期に危険を察知することができるよう支援されています。
ドローンを用いた新たな技術
UAV(無人航空機)を用いることで、さまざまなデータを空中から取得することが可能です。ドローンは静止画や動画の撮影をはじめ、地形測量などにも活用されています。これにより、斜面災害や道路斜面、堤防などにおけるリスクを事前に把握し、適切な対策を講じることができます。
参加者の声
イベントの開催にあたっては、早朝から雨が降っていましたが、開始の頃には晴れ間が見えました。私たちのブースには、地元の方や山形大学の留学生、小さな子供たちも多く訪れてくれました。参加者は興味を持って説明を聞き、質問をする姿が見られました。私たちにとっても、地域の方々と直接交流できる貴重な機会となりました。
中央開発株式会社の理念
中央開発株式会社は1946年に設立された地盤コンサルティングのパイオニアとして、数十年にわたり防災やインフラ整備に貢献してきました。最新の技術を駆使し、地質DXを推進することで、地域の安全と安心を支えるプロフェッショナルを目指しています。
今後も地域住民との連携を深め、共に防災意識を高める取り組みを続けていくことで、持続可能な地域社会を築く一助となるでしょう。これからの防災活動にもぜひ、注目していただきたいと思います。