マイクロモビリティのシェアサービス利用調査
最近、都市部で急速に普及しているマイクロモビリティについての調査が実施されました。パシフィックコンサルタンツ株式会社と株式会社LUUPが共同で行ったこの調査は、日常的な移動手段としての電動キックボードや電動アシスト自転車の利用実態に迫るもので、特に都市や交通政策の観点からの価値が評価されています。
調査の背景
マイクロモビリティ、つまり電動キックボードや電動自転車といった新しい形の移動手段は、都市部で非常に普及が進んでいます。しかし、これまでのところ、どのように利用されているかや、その社会的な役割についての具体的な調査は十分ではありませんでした。それにより、今後増えていくマイクロモビリティをどのように位置づけ、活用していくかを考えることが難しい状況が続いていました。
そこでパシフィックコンサルタンツとLUUPは、マイクロモビリティの中でも「LUUP」に焦点を当て、日常的な利用実態や都市の移動問題における貢献度を調査しました。
調査結果の概要
調査によると、マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」は、特に短距離・短時間の利用が主流であることが明らかになりました。住宅地では通勤や通学のための利用が全体の約40%を占め、商業・業務エリアでは仕事の移動、買い物、観光など多岐にわたる利用がされていることがわかりました。これにより、LUUPは人々の日常生活において高い重要性を持つ移動手段となっていることが示されています。
さらに調査結果では、LUUPが利用される場所の約20%が公共交通機関が使いづらい地点間での利用であることも判明。これは、マイクロモビリティが公共交通の補完として機能していることを示しています。
LUUP利用者の意見
加えて、LUUPを選ぶ理由として「時間を自由に使えるから」が約50%と最も多く、「LUUPがあるから外出を促進された」という回答も約60%に達しました。また、LUUPのポートの設置が目的地選びにも影響を与えている確率が約40%に上るなど、マイクロモビリティの運用が施設の集客にも寄与する可能性が浮かび上がりました。
この調査は、都市部における移動手段の新たな可能性を指し示すものであり、リーダブルで自由度の高い移動手段として、マイクロモビリティの重要性がますます高まることが予想されています。
未来への展望
今後、シェアリングエコノミーが進展することに伴い、マイクロモビリティの利用がさらに増加していくことが期待されていますが、地域ごとに異なる移動課題の解決に向けた取り組みも必要です。今回の調査結果を通じて得られた知見をもとに、移動の利便性を向上させるための取り組みを進め、誰もが快適に移動できる持続可能な社会をつくりあげていくことが重要です。
このような観点から、マイクロモビリティの普及が、都市部における新たな交通手段として積極的に位置づけられることが望まれます。
共同調査の詳細
調査は東京都内の住宅地(下北沢駅~三軒茶屋駅~学芸大学駅周辺)と商業・業務地(恵比寿駅周辺)の2箇所で行われ、非常に多角的な視点から分析が実施されました。データは各種ライドログやアンケートを基にし、実際の利用状況をふまえた洞察を得ることができました。
最後に、LUUPをオペレーションする株式会社LUUPや、リーディングカンパニーとしてまちづくりに寄与してきたパシフィックコンサルタンツの今後の活動に期待が高まります。これからもマイクロモビリティを通じて、都市部の交通事情の改善に努めていきます。