前田工繊の2025年中間決算発表、売上好調を記録

前田工繊株式会社の2025年中間決算

2025年2月14日、前田工繊株式会社（本社：東京都港区、社長：前田尚宏）は、2025年度第2四半期の決算を発表しました。この中間期（2024年7月1日から2024年12月31日）の結果は、売上高が前年同期比で14.4%増の32,530百万円、営業利益が26.3%増の7,152百万円、経常利益が32.0%増の7,224百万円、そして親会社株主に帰属する中間純利益は31.3%増の4,939百万円に達しました。

ソーシャルインフラ事業の成長

前田工繊のソーシャルインフラ事業では、公共工事関連の盛土補強材の販売が回復し、河川護岸材や海洋土木製品、景観資材の販売が好調に推移しました。この結果、売上高は前年同期比で7.5%増、営業利益は8.8%増の4,418百万円に達しました。また、自社の不織布事業においても、自動車用資材や医療・衛生関連資材の受注が順調に推移し、売上・利益ともに前年同期を上回りました。

子会社の未来のアグリ株式会社では、獣害対策製品が堅調に推移する一方で、園芸用ハウスや酪農用製品などの受注が伸び悩み、前年同期並みの結果となりました。しかし、防衛省向けの製品販売が回復した未来テクノ株式会社の業績は好調で、売上・利益ともに前年同期を上回りました。加えて、ベトナムにある海外子会社MAEDA KOSEN VIETNAMも、製品の拡充により安定した受注を維持し、売上・利益ともに好調でした。

インダストリーインフラ事業の活況

同社のインダストリーインフラ事業では、自動車用鍛造ホイールを製造・販売するBBSジャパンが国内外での販売が堅調に推移し、業績が好調でした。さらに、未来コーセン株式会社では、電力料や仕入れ価格の高騰の影響を受けましたが、ワイピングクロスの需要が回復する中で売上・利益ともに好調となりました。この事業の売上高は25.3%増の13,759百万円、営業利益は61.3%増の3,399百万円に達しました。