D&DホールディングスがニュージーランドのSnap Rentalsを完全子会社化
2025年5月30日、株式会社D&Dホールディングス(以下、D&D)はニュージーランドの独立系レンタカー会社、Snap Rentals Limited(以下、Snap Rentals)を完全子会社化しました。この選択には、オセアニア市場でのモビリティビジネスを強化する大きな戦略的意図があります。
モビリティサービスの国際展開
D&Dは、国内での総合モビリティサービスを展開しており、毎年約4万台の車両を流通させる基盤を築いています。この強力な基盤を背景に、海外市場、特にニュージーランドへ進出する狙いがあります。Snap Rentalsとの提携によって、日本の右ハンドル車両を主軸としたレンタカーサービスを展開し、地域ビジネスを拡大していく計画です。
会社の概要
Snap Rentalsの特徴
Snap Rentalsは、2013年に設立され、ニュージーランド国内で幅広いレンタカーサービスを提供しています。オークランドに本社を構え、現在は6つの拠点を持ち、保有車両も2,000台に達します。年商は約20億円で、安定した経営基盤を誇ります。
一方、D&Dホールディングスは2014年に設立され、総合モビリティサービスや関連事業を展開しています。グループ全体の売上は681億円(2025年3月期見込み)に達し、さらに成長を目指しています。
協業によるシナジー効果
D&DとSnap Rentalsの組み合わせは、日本車の提供と現地モビリティサービスの向上を目指すものです。車両を安定的に供給することで、Snap Rentalsは顧客に安心・安全なモビリティ体験を提供するとともに、D&Dは海外市場での売上向上を図ります。
未来への展望
D&Dはこの買収を機に、ニュージーランドだけでなく、オーストラリアや南太平洋諸国においてもモビリティサービスの展開を加速する考えです。今後も海外市場における事業の拡大を視野に入れ、複合的なディーラー展開や輸出入関連事業の強化を進めていく計画です。
まとめ
D&DホールディングスのSnap Rentals完全子会社化は、国内外のモビリティサービスのさらなる発展に寄与するものです。これにより、双方の企業が持つ強みを融合させ、新たな市場開拓を果たす展望が期待されます。今後の展開から目が離せません。