2027年卒業予定者に聞いた！就職活動人気企業ランキング発表

2027年卒業予定者の就職活動人気企業ランキング発表

2027年春に卒業予定の学生を対象に実施された「就職ブランド調査［早期］」の結果が発表されました。この調査は、株式会社文化放送キャリアパートナーズが行ったもので、長年にわたるデータ収集に基づいています。特に、就職活動を行う学生たちの志向や関心がどのように変化しているのかを照らし出す貴重な情報です。

総合商社の地位は不動

調査の結果、伊藤忠商事が4年連続で総合1位を獲得しました。ほかにも、住友商事が7位、丸紅が8位、三菱商事が10位、三井物産が15位と、トップ20に名を連ねています。その理由としては、グローバルに展開している企業形態や、若手社員への裁量が与えられるなどの企業イメージが学生たちの価値観にマッチしていることが挙げられます。

金融業界への安定志向

次に、金融業界も堅調です。特に日本生命保険が2位、大和証券グループが3位となり、安定した給与や研修制度の充実、さらにワークライフバランスへの取り組みが「安定を求める学生」に支持されているようです。東京海上日動火災保険や第一生命保険なども上位に位置しています。

航空業界の復調

また、航空業界の回復も特筆すべき点です。全日本空輸（ANA）が61位から6位へ、日本航空（JAL）が75位から26位へと大幅な上昇を見せています。これは、新型コロナウイルス感染症の影響から旅行需要が回復したことが背景にあります。クリエイティブ領域でも、博報堂やジェイアール東日本企画、KADOKAWAといった企業の人気が上がっており、学生たちの関心が多様化しています。

IT業界は依然として人気

IT・ソフトウェア分野も人気を維持しています。4位にランクインしたＳｋｙを筆頭に、IT関連企業が多く名を連ね、若手社員の職種理解も進んでいるため、これが学生の志望理由に影響を与えています。NTTデータや日立ソリューションズも注目されています。

総合TOP20の企業一覧

以下は、2027年卒業予定者を対象とした就職ブランドランキングの総合TOP20です：
1位: 伊藤忠商事
2位: 日本生命保険
3位: 大和証券グループ
4位: Ｓｋｙ
5位: 博報堂
6位: 全日本空輸（ANA）
7位: 住友商事
8位: 丸紅
9位: バンダイ
10位: 三菱商事
11位: ソニー
12位: 大日本印刷
13位: ジェイアール東日本企画
14位: SMBC日興証券
15位: 三井物産
16位: 三井住友信託銀行
17位: 本田技研工業
18位: 東京海上日動火災保険
19位: 第一生命保険
20位: KADOKAWA