サリバテックが慶應義塾大学信濃町キャンパスに移転
医療と研究の最前線で革新的な取り組みを続ける株式会社サリバテックが、2025年4月より東京オフィスを慶應義塾大学の「CRIK信濃町」に移転しました。この移転は、サリバテックが目指す予防医療の推進と、最新の研究・実装を加速させるための重要なステップです。
CRIK信濃町とは
CRIK信濃町(Center for Research and Incubation, Keio University)は、慶應義塾大学が「未来のコモンセンスをつくる研究大学」として立ち上げた研究拠点です。ここでは、人を中心にした医療・ヘルスケアの実現を目指し、様々な分野の企業や研究者が集い、共創を通じた社会実装が進められています。
この新しい環境は、サリバテックにとって多大な刺激となり、医療関係者との距離が近くなり、異なるジャンルのスタートアップとの交流も生まれ、さらなる成長を促進しています。
サリバテックの東京オフィスの声
東京営業所に移った社員からは、慶應義塾大学病院内での先生方との接触が増え、メディカルな視点からの支援が受けられることへの感謝の声が上がっています。また、アカデミアとの強固な連携から得られる研究成果が、社会家の発展に寄与する可能性に魅力を感じているとのことです。
だ液によるがんリスク検査『サリバチェッカー』
サリバテックの代表的な製品である『サリバチェッカー』は、だ液中の代謝物を高精度で分析し、がんリスクを評価する検査キットです。この技術により、自宅で唾液を採取しサリバテックに送るだけで、がんのリスクを評価できます。男性の場合、肺がん、胃がん、大腸がん、膵がん、口腔がんの5種類、女性の場合はさらに乳がんを加えた6種類が評価可能です。
早期発見への貢献
このような検査結果に基づいた適切な医療機関への受診は、がんの早期発見と介入につながり、個人の健康を守る大きな手助けとなります。サリバテックは、スクリーニング検査によって疾病予防に貢献し、セルフケアと医療の橋渡しを果たすことを目指しています。
サリバテックのビジョン
サリバテックの目指すビジョンは、アカデミアとの協力を基に、持続的な技術開発と臨床研究を進め、その成果を社会にすぐに還元することです。これにより、医療の進化と社会の健康づくりを推進し、人々の「いのち」と「からだ」を守る仕組みを提案しています。
会社概要
- - 会社名: 株式会社サリバテック
- - 代表者: 代表取締役CEO 砂村眞琴
- - 事業内容: だ液によるがんリスク検査事業、新規リスク検査開発事業、研究検査受託事業
サリバテックの新しい挑戦が、未来の医療に大きなインパクトをもたらすことを期待したいと思います。