岡山大学とフィンランドのアールト大学が連携開始、学生交流で新たな可能性を探る

岡山大学とフィンランドのアールト大学が意見交換会を実施

国立大学法人岡山大学は2025年5月7日、東京のShibuya QWSでフィンランドのアールト大学および関連団体との意見交換会を開催しました。これには、アールト大学からの学生や企業関係者12名をはじめ、岡山大学からは那須保友学長や学生6人、関係教職員6人が参加しました。今回の会では、特に学生の交流が大きなテーマとなりました。

学生たちの寄せる声

参加した岡山大学の学生たちは、この貴重な機会に感銘を受けた様子です。「人生観が変わるような刺激を受けた」「起業や社会貢献の可能性を考えるきっかけになった」といった声が多く寄せられ、フィンランド側の参加者も「会場で出会った瞬間から意気投合した」と熱い意見交換ができたことを喜びました。

具体的な連携のアイデア

この交流から生まれた具体的なアイデアも話題となり、岡山大学の前向きな姿勢にフィンランド側も親しみを感じたようです。今後は両大学が持続可能な開発目標（SDGs）に基づいた新しいプログラムを共に構築していく計画です。特に、学生や若手エンジニアが集まる「ジャンクションハッカソン」の開催が検討されており、国際的な注目を集めることでしょう。

地域中核大学としての責任

この意見交換会は、内閣府が推進する地域中核大学としてのイノベーション創出環境強化事業の一環でもあり、岡山大学は地域社会に向けてさらなる積極的な取り組みを進めています。アールト大学との連携を通じて、フィンランドから学びながら、岡山大学の特色ある研究を展開していく方向性が示されています。

地元経済への影響

岡山経済同友会もこの取り組みに参加しており、企業側の視点からも新たなビジネスチャンスを創出することが期待されています。地域創生を目指す中で、岡山大学は地元経済の活性化とともに、学生たちが社会で活躍できるような環境を整えています。

今後の岡山大学とアールト大学、さらには地域社会との連携に、私たちも目を離せません。