坂本龍一のトリオ公演を収めた映画『Ryuichi Sakamoto | Trio Tour 2012』が、2026年の3月27日(金)に劇場公開されます。その中で、アルバム「THREE」の参加者らから寄せられた印象深いコメントが公開され、さらに映画本編映像「Rain」も同時にお披露目されました。
この映画は、2012年に行われた坂本龍一の東京公演を完全に収めた作品です。坂本はその年、ピアノ、チェロ、ヴァイオリンによるトリオ編成のアルバム「THREE」をリリースし、日韓ツアー「Trio Tour 2012」を実施しました。このトリオツアーには、坂本と長年にわたってコラボレーションを重ねてきたジャケス・モレレンバウム(チェロ)、ジャンルを横断して活躍する世界的ヴァイオリニストのジュディ・カン(ヴァイオリン)が出演しています。
ジャケス・モレレンバウムは、東北を訪れた際の思い出について語りました。彼は、震災によって苦しむ人々のために演奏した経験が、音楽に対する考えを深めたと強調しています。その瞬間の心の響きを、この映画には凝縮されていると感じられ、そのことが自身の人生に大きな影響を及ぼしていると語ります。一方、ジュディ・カンはレディー・ガガのツアーを経てこのトリオに参加した経験を振り返り、地元の人々のために演奏したことがいかに特別だったかを説明しています。この映画は、失われた命への敬意を表し、記憶を忘れないというテーマを持っているとも述べています。
さらに、原摩利彦、南琢也、蓮沼執太といった他のクリエイターたちからも貴重なコメントが寄せられ、それぞれがこの作品の持つ意味を深く掘り下げています。特に南は、本作のビジュアルデザインの背後にある思想を伝え、トリオの響きがどのように生まれるのかを説明しました。そして最後に、蓮沼は個々の楽器同士の関係性から生まれる特異な「ミニマル」ミュージックの魅力について言及しています。
公開された映像「Rain」は、映画『ラストエンペラー』でも知られる美しい楽曲です。観客は、劇場の音響でこの曲のフルバージョンを体験することができるため、その迫力や雰囲気をじっくりと味わってほしいものです。
映画『Ryuichi Sakamoto | Trio Tour 2012』は、3月27日から109シネマズプレミアム新宿、Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下を皮切りに順次公開される予定です。また、中学生以下を対象とした特別料金「Kizuna Price」が設定されており、900円で観ることができます。この魅力的な作品を見逃さず、劇場でその感動を体感してください。そして、映画の世界観を表現したB2ポスターは、109シネマズでの限定販売も行われており、ファンにはたまらないアイテムとなっています。詳細は公式HPをチェックしてください。
YouTubeでの関連映像も多数アップされていますので、こちらもぜひご覧ください。これからの映画公開に向けて、ますます期待が高まります!