医薬・医療分野のバイオリアクター設計をExcelでマスターしよう!
新刊『医薬・医療における臓器・組織培養のためのバイオリアクターの設計とスケールアップ』が2026年3月17日に発行されました。この書籍は、医薬分野に特化したバイオリアクターの設計方法やスケールアップについて、わかりやすく解説しています。著者は川瀬義矩氏で、A4判289ページ、定価132,000円(税込)となっています。特に注目すべきポイントは、細胞培養プロセスを“経験”でなく“計算”によってデザインできる点です。
書籍の特徴と内容
本書は、回分培養、流加培養、灌流養などの各種培養プロセスにおけるバイオリアクターの設計について、さまざまなシミュレーションを通じて理解を深めるための内容になっています。また、Excelでのシミュレーションを補助するためのテンプレートが付属しており、実際に計算しながら設計を学ぶことが可能です。
具体的な構成と章ごとの要約
1.
はじめに では今回の改訂の目的と背景について言及し、医療/医薬分野での細胞・組織の大量培養の重要性が述べられています。
2.
第1章 では、臓器・組織バイオプロセスの概要が解説され、具体的なバイオリアクターの紹介が行われます。
3.
第2章 は、酵素や細胞の生物反応速度論について説明し、基礎的な知識を提供します。
4.
第3章 では、最近注目されている流加培養と灌流培養の操作法について、具体例を交えて解説しています。
5.
第4章 では、典型的な撹拌槽型バイオリアクターの設計計算法について詳しく触れ、数式や相関式を用いて説明します。
6.
第5章 では、ワクチン製造や再生医療など、医療分野におけるバイオリアクターに関連する具体的なケーススタディが紹介されます。
7.
第6章 では、最近増加傾向にあるシングルユースバイオリアクターについて解説し、それがどのように細胞培養に寄与しているかを説明します。
8.
第7章 では、今後の医薬・医療におけるバイオリアクターの展開や、合成生物学、AIの活用方法について解説されています。
実用的な補足資料
さらに、附録としてExcelのゴールシークやソルバーの使い方、またオイラー法とルンゲ-クッタ法の基本的な解法も簡単な例題を通して学ぶことができます。実際の設計やスケールアップに必要な知識を実践的に身につけることができるでしょう。
この書籍は、医療とバイオ技術の専門家、研究者、技術者に向けて、実際のプロセス開発に役立つ情報を提供することを目指しています。特に医薬・医療分野における新たな課題に挑む人々にとって、本書は必携の一冊となるでしょう。
興味のある方は、ぜひお早めにご確認ください。詳しい内容や購入については、こちらのリンクからご覧いただけます。