モダン建築展
2026-09-01 10:55:14

日本のモダン・ムーブメントを振り返る展覧会、DOCOMOMO Japan 300 選開催

日本のモダン・ムーブメントを観る「DOCOMOMO Japan 300 選」展が開催



文化庁国立近現代建築資料館では、2026年8月29日(土)から「DOCOMOMO Japan 300 選 選定記念『モダン・ムーブメントと建築の現在』」が開催されます。この企画展は、日本の近現代建築の中から特に重要な300件の選定を記念して行われ、約100作品が紹介される予定です。昭和100年を迎える節目に、過去と未来の建築文化を紐解いていきます。

DOCOMOMOとは?



DOCOMOMOとは「Documentation and Conservation of buildings, sites, and neighborhoods of the Modern Movement」の略で、モダン・ムーブメントに関連する建物や街並みの保存・調査を目的とした国際的な組織です。このムーブメントは、従来の価値観を超え、すべての人にとってより良い社会を目指して新しい技術や考え方を取り入れた芸術運動です。日本支部であるDOCOMOMO Japanは、これまで1920年以降の多様な建築文化を評価し、建物の選定と保存に努めてきました。

展覧会の構成



第1部「価値と魅力」



最初の部では、2000年から始まった選定の歩みを紹介し、各建築の魅力を建築にまつわるエピソードと共にお伝えします。例えば、吉阪隆正の「大学セミナーハウス」やル・コルビュジエの「国立西洋美術館」など、選定作品の背景にはそれぞれ特有の魅力と物語があります。

第2部「継承と活用」



こちらのセクションでは、40件以上の建築が失われた現実を示すと共に、リユースされた建物や時代を超えて変化してきた建物に焦点を当て、どう受け継がれてきたのかを探ります。坂倉準三の「神奈川県立近代美術館」や五十嵐淳の「羽島市庁舎」など、建築の再生や保存活動の重要性が語られます。

展覧会の見どころ



1. 節目の展覧会:
300件の選定達成を記念するもので、これまでの活動の成果を通して、日本のモダン・ムーブメント建築全体を見渡す機会となります。展覧会を通じて日本の建築の流れを体系的に理解することができます。

2. 多様な展示内容:
原図や模型、写真、映像といった多様な資料を使って、選定建築の価値を多面的に紹介し、一般の観客が身近に感じられるような工夫をしています。

3. 未来を考える:
保存と継承という視点から、いかにして建築の文化を未来へつなげていくのかを問いかける内容になっており、特に失われた建築に思いを馳せることができる展示構成となっています。

4. 関連イベントも充実:
会期中はシンポジウムやガイドツアーなどの関連イベントも予定されており、建築文化についてより深く探求するきっかけを提供します。

詳細情報



  • - 会場: 文化庁国立近現代建築資料館(東京都文京区湯島4-6-15)
  • - 会期:
- 第1部「価値と魅力」: 2026年8月29日(土)~11月23日(月・祝)
- 第2部「継承と活用」: 2026年12月3日(木)~2027年2月23日(火・祝)
  • - 時間: 10:00-16:30(最終入館は16:15)
  • - 入館料: 無料(旧岩崎邸庭園との同時観覧の場合は庭園入園料必要)

建築の過去と未来を同時に感じることができる本展へ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。都心のアートと建築を体験できるこの機会は、特に建築に興味のある方、自身の居住空間や地域の文化を考える機会を得られる貴重なチャンスです。


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