TOSHIKI HAYASAKA 個展「言葉のかたち」
2026年3月20日(金・祝)から23日(月)までの4日間、東京・渋谷の「LAIDOUT shibuya」にて、言霊画家のTOSHIKI HAYASAKAによる個展「言葉のかたち」が開催されます。本展では、新シリーズ「刹那」も発表され、彼の新たな表現が楽しめる機会となっています。
震災からの15年、命の鼓動とともに
今年で東日本大震災から15年を迎える中、TOSHIKI HAYASAKAはその痛ましい記憶を抱えながら、アーティストとしての道を歩み続けています。震災の翌日には宮城県仙台市で人命救助活動に従事し、生と死の狭間を目の当たりにしたその経験は、彼の創作に大きな影響を与えてきました。これまでの作品は、人の内面に宿るしなやかな感情や祈りを見つめるものが多く、昨年発表した作品「夜明け」は、震災の記憶と向き合い続けた末に生まれたものです。
新たな表現への移行
これまでの表現は内面的なものに集中していましたが、TOSHIKIは次のステップについてこのように語ります。「次に向かうのは、想いを外へ広げることだと思った」と。その結果として誕生したのが新シリーズ「刹那」です。このシリーズでは、心の中に生まれる光や覚悟が、外部に向かって広がる様子が描かれています。
特に、個展の中で初公開される大作「明心」は直径1.2メートルに及び、京都の牧野漆工芸との共作で完成しています。漆と金を用いたその作品は、重層的な光の表現を用い、TOSHIKI HAYASAKAにとって新たな到達点を示すものとなっているのです。
文化研究者との対談イベント
会期中、文化研究者の山本浩貴氏との対談イベントも予定されており、彼の作品について興味深い背景や価値観が語られることが期待されます。山本氏は、TOSHIKI HAYASAKAの作品が持つ独自の素材の使い方が近代美術の枠組みを越え、新たな表現の可能性を示しているとコメントしています。
開催概要
- - 名称: TOSHIKI HAYASAKA 個展「言葉のかたち」
- - 会期: 2026年3月20日(金・祝)~3月23日(月)11:00~19:00
- - アーティストトーク: 20日(金・祝)18:00から
- - 会場: LAIDOUT shibuya
- - 入場料: 無料
- - 主催: 株式会社TODOROKI
アーティストプロフィール
TOSHIKI HAYASAKA(早坂寿輝)は1990年に宮城県仙台市に生まれました。震災を契機に人命救助活動に従事し、その経験を背景に、自身のアートに命の尊さや希望の光を表現しています。日本特有の美意識も大切にしながら、彼の作品は「侘び寂び」や「幽玄」といった日本文化の精神性を体現しています。
公式サイトには他の作品や情報も豊富に掲載されていますので、ぜひ訪れてみてください。
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最後に、TOSHIKI HAYASAKAの活動の背後には、人々の命と希望についての深い考察があることを忘れないでください。彼の作品を通じて、私たちもそんな瞬間に目を向けることができるのではないでしょうか。