進化する推し活:世代ごとのスタイルと感情
「UtaTen調べ」による最近の調査が示す通り、推し活は年齢と共にその形が大きく変化してきています。特に、16歳から50代の人々を対象としたアンケート結果からは、若年層と中高年層での推しの選び方やその支出の傾向が鮮明に表れています。
1. 最推しジャンルの違い
調査では、最推しのジャンルが年齢と共にがらりと変わることが分かりました。16〜19歳と20代の若者層が最も好むのは「漫画・アニメ」と「Vtuber」、そして「配信者」にその傾向が見られます。これに対し、30歳以上の世代では、J-POPアーティストの人気が圧倒的です。特に50代以上の層では70.8%がJ-POPアーティストを支持するという結果が出ています。このように、世代によるコンテンツの好みは、デジタルコンテンツと対面での音楽体験の違いに起因しています。
2. 支出の優先順位
推し活にかけるお金の使い方にも世代差があります。若年層は推しを身近に感じるために「グッズ」に重きを置くのに対し、30代以降の世代では「ライブ・フェス」が最優先の出費となっています。この変化は、物質的な商品を求める傾向から、体験や共有の時間を重視する流れにシフトしていることを示しています。
3. 月額の推し活予算
推し活に使う金額にも大きな違いがあります。20代以下では月5,000円以下で推しを応援していますが、30代になるとその金額は跳ね上がり、月1万円以上を使う層が増えています。特に30代では高額支出層の割合が全世代の中で最も高くなっています。これにより、世代が上がるにつれて経済的余裕が推し活にも影響を与えていることが理解できるでしょう。
4. 推しへの感情
「推し活をしている時に抱く感情」の違いも年齢によって異なります。若年層は、「推しに幸せでいてほしい」「元気をもらいたい」といった感情が強く、推しとの関係性がより親密な傾向にあります。一方で、中高年層では「推しを応援したい」「成功を支えたい」といった、より大人の支えや応援の意識が根付いているようです。
5. まとめ
今回の調査によると、推し活は多くの人にとっての楽しみとなっている一方で、そのスタイルや感じ方は世代によって異なります。漫画やアニメ、Vtuberといった新しい形のエンタメが若者を楽しませ、J-POPアーティストを通じての経験が中高年層を楽しませています。推し活はただの趣味ではなく、世代ごとの価値観やライフスタイルの映し鏡でもあるのです。そこには、経済的余裕や心の支え方といった、一人ひとりの人生の舞台裏が潜んでいるのかもしれません。これからも、UtaTenでは幅広い年代における推し活の実態を追い、より深いエンタメ文化の理解を探求していきます。