EV充電インフラの革新
2023年、ABB株式会社の普通充電器「Terra AC Wallbox」が、ミライズエネチェンジが提供するEV充電サービスで新たに採用されました。これにより、全国規模の充電インフラが整備されることとなります。ABBは、宿泊施設や商業施設、ゴルフ場などを中心に充電器の設置を計画しています。
EV充電エネチェンジとは
ミライズエネチェンジは、脱炭素社会の実現を目指し、2021年11月からEV充電サービス「EV充電エネチェンジ」を展開しています。このサービスは、全国各地にある商業施設や宿泊施設、オフィスやマンションに設置された普通充電器を通じて、EVユーザーに快適で便利な充電環境を提供しているのです。
Terra AC Wallboxの特長
ABBの「Terra AC Wallbox」は、家庭やオフィス、商業施設に最適な普通充電器です。この製品は、一般的なコンセントタイプよりも高速で充電できる6kW出力を備えており、安全性を重視して過電流・過電圧保護装置を内蔵しています。
また、世界中で100万台以上の販売実績があり、日本では2022年から約1,200台が流通しています。さらに、2024年には日本自動車研究所認証センター(JARI)の基準をクリアし、次世代自動車振興センター(NeV)からの補助対象としても認定されていることも嬉しいポイントです。
ミライズエネチェンジの期待
ミライズエネチェンジは、中部電力ミライズ株式会社とENECHANGE株式会社の合弁会社として2025年に設立され、EV充電サービスの充実を進めています。宿泊施設や商業施設に普通充電器の設置を進め、アプリの運営を通じて、利用者のニーズに応えています。これらの取り組みは、脱炭素社会の実現に向けた重要な役割を担っているのです。
ABBの使命
ABBは、エレクトリフィケーションとオートメーションの技術リーダーとして、持続可能な未来を目指しています。エンジニアリングやデジタル化を駆使し、産業の生産性や持続可能性を向上させることに貢献しています。これを「Engineered to Outrun」と称しており、ABBの140年以上の歴史と110,000人以上のグローバルな従業員ネットワークがその実現を支えています。
EV充電ソリューションの幅広い提供
ABBのE-モビリティ部門は、世界有数のEVメーカーや充電ネットワークのプロバイダー企業からも支持され、幅広いEV充電ソリューションを提供しています。基礎充電用のスマート充電器から、高速道路のSA/PA用急速充電器、物流の電動化、さらには電気バスやトラック向けの充電ソリューションに至るまで、さまざまなニーズに応えるポートフォリオを展開しています。
このように、ABBとミライズエネチェンジの提携により、全国的な充電インフラの充実が期待され、EVユーザーにとってより便利で快適な未来が訪れることでしょう。