映画と講演を通じた盲ろう者理解の促進
2024年11月3日、埼玉県越谷市の文教大学越谷キャンパスにて、映画『桜色の風が咲く』の上映と、そのモデルでもある福島智さんを迎えた講演会が開催されます。本イベントは、認定NPO法人東京盲ろう者友の会が主催し、教育現場の専門家たちと共同で実施されるものです。イベントの目的は、見えないこと、聞こえないことの中で、いかにして言葉や人とつながることができるのかを、参加者全員で考えることです。
イベント詳細
- - 日時: 2024年11月3日(月・祝)13:00~16:00(開場 12:30)
- - 場所: 文教大学越谷キャンパス 8号館 5階 8501教室
- - アクセス: 東武スカイツリーライン 北越谷駅(西口)から徒歩約10分
- - 参加費: 無料
この講演会では、まず第1部として映画の上映が行われます。『桜色の風が咲く』は、視覚と聴覚を失った福島さんが新たなコミュニケーション手法として「指点字」を開発し、母と共に再び世界とつながるストーリーを描いた作品です。映画はバリアフリー字幕に対応し、UDCastを通じて音声ガイドも利用できるよう配慮されています。
続いて行われる第2部では、福島智さんが自らの経験を基にした講演を行い、参加者との質疑応答の時間も設けられます。福島さんは東京大学で特任教授を務め、障害学を専門とする盲ろう者です。9歳で視力を失い、18歳で聴力を失った彼の視点から学ぶ貴重な機会となるでしょう。
参加をおすすめする理由
イベントの内容は、教育や福祉、心理学、メディアやデザインに関心を持つ学生、教職員だけでなく、多様性やアクセシビリティ、コミュニケーションのあり方に興味のある一般の方にも開かれています。また、子育てや地域活動、ボランティアに関わる方々、さらには企業の人事担当者やDEI(多様性・公平性・包括性)に関心がある方にとっても、刺激的な内容です。イベントを通じて、新たな視点や理解を得る機会となるでしょう。
申し込み方法
定員は100名で、定員に達し次第受付を終了しますが、まだ余裕があれば当日受付も可能です。興味のある方は、事前に以下の申込フォームからお申し込みください。情報保障や座席の配慮については、フォーム内でお知らせいただければ対応いたします。
申込フォームはこちら
お問い合わせ
本イベントに関する質問や必要な情報保障については、以下の連絡先までお気軽にお問い合わせください。
- - 教育学部発達教育課程 特別支援教育専修(佐々木)
E-mail: jsasaki★bunkyo.ac.jp(★を@に置き換えてください)
電話: 03-6228-1282
E-mail: tokyo-db★tokyo-db.or.jp(★を@に置き換えてください)
まとめ
この取り組みを通じて、盲ろう者の生活やコミュニケーションに対する理解をより深め、共生社会の実現に向けたアクションが生まれることを期待しています。興味がある方はぜひご参加ください。