イオレとAIデータセンター
2025-07-22 17:59:33

イオレとデジタルダイナミック、分散型AIデータセンター事業での新たな連携

イオレとデジタルダイナミックの新連携



株式会社イオレは、デジタルダイナミック株式会社が推進する分散型AIデータセンター事業への参加を発表しました。この取り組みは、国内のAIデータセンターを地方に分散させることで、 AIの利用に必要不可欠な低レイテンシのデータ処理環境を整え、災害に対する強靭性を高めることを目的としています。イオレは、高性能GPUサーバーの販売を行っており、自社ブランドでの新たなGPUサーバーの販売も計画中です。これにより、次世代のAIインフラを一層強化していきます。

事業開始の背景



最近では生成AIの急激な普及により、大規模なデータ処理のニーズが急増しています。しかし、国内のデータセンターの大多数が東京と大阪に集中しているため、いくつかの課題が浮上しています。これには、リアルタイムでのデータ処理が求められるサービスにおける応答速度の問題、大規模な災害発生時におけるデータ処理機能の集中によるリスク、そして高性能GPUサーバーによる電力消費の問題があります。これらの社会的な課題に対処するため、政府はデータセンターの地方分散を推進しています。

分散型AIデータセンター事業の概要



この事業の中心的な考え方は、全国のAIの社会実装を支える分散型のデータセンター網を構築することです。都市部に集中しているデータ処理機能を地方に分散させることで、地域格差を是正し、AIの社会実装を促進します。具体的には、高性能な電力供給が可能な地域を中心に、自治体と連携を取りながらデータセンターの設立を進めます。現在、幾つかの地域で適切な用地の取得が進行中であり、各データセンターには10MW以上の電力を供給できる能力を目指しています。

産学官連携による社会課題解決



本事業はAIデータセンターのインフラを構築するだけではなく、設立地域の自治体や大学と連携して地域の社会課題を解決する「AIエコシステム」です。例えば、連携大学に新設されるAI関連学部に専門家を派遣し、またインターンシッププログラムを提供することで、AI人材の育成を行います。加えて、地域の課題に対して新設のデータセンターが提供する膨大な計算資源を活用し、実用的なソリューションを創出します。

今後の展望



イオレは、中小企業との戦略的なパートナーシップを全国に拡大し、産学官民の連携を強化することで、日本全国でAI社会の実装を加速させていきます。この取り組みにより、地域経済の発展にも貢献し、日本のデジタル競争力の向上を目指します。

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会社概要


  • - 社名: 株式会社イオレ
  • - 所在地: 東京都中央区日本橋横山町6-16 RONDO日本橋ビル4F
  • - 代表者: 瀧野 諭吾
  • - 設立: 2001年4月25日
  • - 資本金: 9億1533万円
  • - 従業員数: 100名(2025年3月31日時点)
  • - 事業内容: PC・スマートフォン向けサービスの運営、広告技術の開発、AIデータセンター事業などの多岐にわたる事業を展開しています。


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