脈々と受け継がれる個肌の美しさ - ポーラのAPEXが受賞
スキンケアには個々の肌に合わせたアプローチが求められる時代。そんな中、株式会社ポーラ(本社:東京都品川区、社長:小林琢磨)が手がける個肌対応ブランド「APEX」が、世界的に権威を持つデザイン賞『Red Dot Award: Brands & Communication Design 2025』に輝きました。特にパッケージデザインカテゴリーにおいて受賞したことは、業界においても大きな話題となっています。
APEXの革新性
「APEX」は、肌分析に基づき、各個人の肌状態に応じた成分と処方を提案するスキンケアブランドです。146種類の異なるグラフィックデザインが展開されており、その多様性は多くの消費者に新しい発見と喜びを与えています。
デザインの根幹にあるのは、日本の禅の思想「日日是好日」。この思想は、一日一日を大切に生きるという心構えを表しています。日々の積み重ねによって自己を信じ、さらなる変化が生まれる過程を、色の重なりを通じて描いています。特に、細やかな挿し色によって表現された新たな変化の兆しが、視覚的な楽しさを加えています。
環境にやさしいデザイン
APEXフルイドは、美容液・化粧水のボトルデザインにおいても革新を見せています。試験管をイメージさせる形状は、サイエンスの魅力を引き出しつつ、使いやすさにも配慮されています。特に、逆テーパーのキャップ形状は、握りやすく、取り出しやすい設計が施されています。また、全ての商品には環境対応素材が採用されており、APEXフルイドのボトルは形状をミニマムにし、パーツ数を削減することで、従来に比べプラスチック使用量を16.1%も削減しています。
Red Dot Design Awardの意義
「Red Dot Design Award」は、設立66年を超える歴史を持ち、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが主催する名誉あるデザイン賞です。プロダクトデザイン、ブランド&コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの3カテゴリーに分かれており、毎年約20,000点もの応募が寄せられます。審査は、国際的なデザイン専門家によって行われ、厳選された優れたデザインにのみ与えられる評価があります。
APEXが受賞したことは、単なるデザインの成功を超え、個々の肌の個性を尊重し、環境面でも配慮した現代的なアプローチの一環として評価されています。これからもAPEXは、ユーザーに寄り添いながら、スキンケアの新しい価値を提供し続けることでしょう。