TrackierとApptrove、ad:tech Tokyo 2025に出展
TrackierとApptroveが2025年10月に東京で開催されたad:tech Tokyo 2025に初めて出展しました。このイベントは「AI・データ・人間のつながりが交差するマーケティングの未来」というテーマで、マーケティングの最前線を探る重要な場となりました。
イベントの概要
ad:tech Tokyo 2025は、東京ミッドタウンとザ・リッツ・カールトン東京で10月22日から24日の期間中に開催され、多くのマーケティング関係者が集まりました。今回の参加はTrackierにとって、アジア市場への進出の重要なステップであり、自社のパートナーマーケティングプラットフォーム「Trackier」とモバイル計測プラットフォーム「Apptrove」を発表する機会となりました。
Trackierのプロダクト
Trackierは、世界20ヶ国以上で1,500を超えるクライアントを支援し、パートナーシッププログラムやアフィリエイトキャンペーンの運用において、リアルタイムアトリビューションや不正検知、自動ペイアウト管理など多彩な機能を提供しています。東京でのイベントでは、特にこれらの機能が際立ちました。
さらに、150以上の連携機能を通じて、ShopifyやWooCommerceといったeCommerceシステム、HubSpotやIntercomといった顧客プラットフォームとのデータ連携が可能であり、マーケティングチームがリアルタイムでデータを管理できることを強調しました。これにより、正確で最新のデータに基づいて意思決定を行い、効果的な予算配分が可能になることが期待されます。
Apptroveの取り組み
一方、Apptroveは72ヶ国にわたる500以上のクライアントを持ち、モバイル計測とアナリティクスに特化しています。ad:tech Tokyo 2025では、オムニチャネル計測やディープリンク、iOSアトリビューションのためのSKAdNetwork分析など、アプリマーケティングにおいて特に重要な機能をデモしました。これにより、アジア市場におけるモバイルの利用が盛んな中で、不断の進化を続けるプライバシー規制に対応した信頼性のあるモバイルアナリティクスの必要性が浮き彫りになりました。
マーケットとの対話
ブースB44で、Trackierのチームは製品デモを行いながら個別相談を通じて、地元および地域のマーケターから直接フィードバックを集めました。これにより、日本や中国、その他アジア市場における現在のニーズをより深く理解する機会となりました。
特に、ローカル規制やプラットフォーム間の計測期待の違い、アプリファーストvsウェブファーストのビジネスの特異性などが挙げられました。Sukie Cheng氏のような地域マネージャーが現場にいることで、訪問者が中国についての質問をする際に関連する回答を得やすくなるなど、Trackierがアジア各国へのアプローチをカスタマイズするきっかけとなりました。
テクノロジーと人間のつながり
TrackierとApptroveの両プラットフォームは、リアルタイム分析を使用して意思決定を支援しつつ、顧客との関係を重視しています。サポート業務の自動化を進めながらも、関連性やパーソナライズを失わないように設計されています。このようなアプローチにより、データにすばやく対応できるツールをユーザーに提供しています。
今後の展望
Trackierの東京での出展は、一時的なイベントの参加を超え、アジア市場に向けた長期的な取り組みのスタートを示すものです。現地の関係者との関係構築を進め、製品をさらに市場に適合させていくことで、今後日本や中国、さらにはアジア太平洋地域での拡大を図ります。
ブランドや代理店、広告主にとって、TrackierとApptroveが提供する地域のサポートは貴重な存在となるでしょう。ad:tech Tokyoでの会話を踏まえ、今後もパートナーとの協力を強化しつつ、地域の知識と技術力を結集していく予定です。