陶芸家小野哲平の個展、都内2会場で開催
陶芸家・小野哲平の待望の個展が2025年5月24日から6月8日まで、東京原宿にあるCIBONEとスタイル発信のテンポラリースペース「StandBy」で開催されます。展示には、400点以上の美しいうつわや壺、アートピースが並び、小野自身が手がけた作品たちがその魅力を発信します。
フィジカルな体験を通じて
小野哲平は、彼の作品に込めた思いについて語ります。「私の創作の源には、社会のひずみや矛盾に対する怒りがある」と。彼は、ただうつわを作るのではなく、社会とのつながりを感じながら、その手を動かし続けています。唸るような感覚で包み込んでくれるうつわは、観る人の内面に訴えかけ、現代を生きる私たちに必要な懐かしさや温もりを思い出させてくれることでしょう。
「自然と手に取りたくなるような、毎日の生活に寄り添ったうつわでありたい」と彼は言います。その思いが形となって現れた作品は、どれもが小野哲平自身の「強さと正直さ」を物語っています。展示会では、彼のうつわを直接手に取ることができ、その触感やデザインを味わうことができます。
2つの異なる会場での展示
本展示は、先述の通り2つの異なる会場で行われます。CIBONEは、東京の裏原宿というエリアに位置し、人と物が行き交う流れの中で、長い時間をかけて愛され続けることを目指しています。StandByは、今の原宿を象徴する場所で、さまざまな人々が集まるコミュニティの一部を形成しています。
この2つの異なるスペースでの展示は、都市における多様性や、世代を超えた人々の交流を促進し、さらに未来に向けた必要なものを後世に伝える大きな契機となることを期待しています。
新たな作品集もお披露目
また、展示会に併せて、小野哲平の二冊目の作品集『TEPPEI ONO: THE WORKS 小野哲平』も初公開されます。この作品集は、建築やデザインに特化した出版社ADPから2025年5月に刊行され、プロデュースは祥見知生、デザインは菊地敦己が手がけています。小野自身が厳選した54点の作品が特別に掲載され、フォトグラファー西部裕介による美しいビジュアルで彩ります。
展示会初日に、作品集に掲載されている一点ものの作品も展示されるので、この貴重な機会をお見逃しなく。
開催概要
会期: 2025年5月24日(土) - 6月8日(日)
作家在廊日: 5月24日(土)
時間: 11:00 - 20:00
住所: 東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE B1F
*5月24日(土)の14:00まで、スペース入場は整理券が必要です。
会期: 2025年5月24日(土) 11:00 - 20:00 / 5月25日(日) 11:00 - 19:00
住所: 東京都渋谷区神宮前5-11-1
*混雑防止のため、入場制限を行う可能性があります。
小野哲平の心温まるうつわに触れ、彼の世界観を感じるこのチャンスを、ぜひお見逃しなく。あなたの手で、彼の作品を体感してみてください。