ブロードマインドの保険ショップ事業譲受の詳細
株式会社アイリックコーポレーション(以下、アイリック)は、ブロードマインド株式会社(以下、ブロードマインド)の来店型保険ショップ「マネプロショップ」の事業譲受に関する契約を締結したと発表しました。この契約は、アイリックが保険業界におけるのリーダーシップを強化し、同時にビジネスモデルを再構築するきっかけとなるもので、今後の展望にも大いに影響を与えると考えられています。
事業譲受の背景
アイリックグループは、「保険領域に関するNo.1ソリューションカンパニー」というビジョンのもと、多角的なビジネス展開を行っています。その中で、アイリックが運営する「保険クリニック®」が直営店とフランチャイズ店舗を合わせて全国で283店舗(2025年6月16日時点)に達しています。これに対し、ブロードマインドの「マネプロショップ」はオンライン相談と訪問によるフィナンシャルパートナー事業を主力としているのみならず、店舗型の運営にも注力していますが、近年は新規来店者数が頭打ちとなっていることが懸念されています。
このような状況からアイリックは、ブロードマインドのマネプロショップ事業を受け入れることで、店舗運営におけるノウハウを加え、収益改善を図ることを目指します。
譲受ける事業の概要
今回の譲受により、アイリックはブロードマインドが運営する11店舗の保険ショップと既存の保険契約を取得します。譲受部門のここ最近の業績は、2025年度の売上高が335,930千円、一方で営業損失は116,369千円となっています。これを受け、アイリックはデューデリジェンスを基に、「保険クリニック®」としての運営に切り替える計画を立てています。
具体的には、売上の向上を見込むとともに、新たなブランド戦略を通じて利益の拡大を目指します。譲受価額は327,841千円に設定されており、現金での決済が行われる予定です。
今後の展望
この事業譲受がもたらす影響は軽微とされていますが、アイリックは企業としてさらなる成長を遂げるために、顧客に充実したサービスを提供し続けることを約束しています。また、譲受実行日は2025年7月1日が予定されており、その後すぐに新たなブランド戦略へと移行していく計画です。
ブロードマインドが抱えていた店舗運営の課題に対して、アイリックがどのようにその強みを活かし、改善を果たすことができるのか。今後の展開が非常に楽しみです。 アイリックコーポレーションは、今後も「人と保険の未来をつなぐFintech Innovation」をテーマに、保険流通の革新を通じて多くの人々の生活を豊かにすることを目指していきます。