光をほどいて、編む
2025年1月7日から1月25日まで、六本木にある「アートかビーフンか白厨」で、光をテーマにしたグループ展「光をほどいて、編む」が開催されます。この展覧会では、8名の作家が集まり、光のさまざまな側面を探求した作品が展示されます。
この展覧会は、我々の祖先が光のない世界でどのように生活してきたかを思い起こさせます。太陽が昇り沈む様子や、月や星の光を頼りに生活をしてきた彼らは、やがて火を使いこなし、人工の光を生み出しました。そして、科学が進展する中で、我々は様々な波長を操る能力を手に入れ、可視光から不可視光までを利用する術を学びました。
出展作家の紹介をすると、各々が異なる分野で活躍しているため、その表現は多岐にわたります。市川大翔、井村一登、遠藤純一郎、カワニシユウキ、高野慎太郎、後藤宙、ハヤシカイト、米村竜光といったアーティストたちは、偶然の出会いをきっかけに、再びこの場所で作品を紡いでいます。彼らの作品は、まるでプリズムによって光が分光されたり、集光されたりするかのように、観る人々を新たな視点へと導いてくれます。
無料トークイベントの開催
特に注目すべきは、1月18日(土)に実施されるレセプション及びトークイベントです。このイベントでは、参加者が無料で作家との対話を楽しむことができ、作品の解説や制作に対する思いを直接聞くことができます。
アートギャラリー「アートかビーフンか白厨」
この展覧会が行われている「アートかビーフンか白厨」は、台湾料理を提供しながらアートを楽しめる独自のスペースです。この場所では、心地よい雰囲気の中で、アート鑑賞と美味しい料理の両方を楽しめるという一石二鳥の体験ができます。店名の「白厨」は、ホワイトキューブに対する敬意を表しつつ、キッチンの温かみも表現したユニークな言葉です。
アクセスと観覧について
会場は東京メトロ日比谷線六本木駅から徒歩4分の位置にあり、とてもアクセスが良いです。観覧料は無料で、夜の営業時間は17:00から23:00まで。月曜と日曜はお休みですので、お気をつけください。
この機会にぜひ、光をテーマにした新たなアートの世界にふれてみてはいかがでしょうか。心に響く「光の記憶」を、作品を通じて感じられることでしょう。そして、光を纏ったアートが、あなたの生活に新たな視点をもたらすかもしれません。どうぞお見逃しなく!