経理の日を考える
毎年3月31日は『経理の日』として、経理の重要性を再認識する日です。CPAエクセレントパートナーズ株式会社は、経理に関する調査を行い、経理職の複雑さやキャリアの可能性についての見解を得ることを目的としました。この調査を通じて、経理職が直面している本当の課題やそれに対する意識を深く掘り下げていきます。
調査の背景
新年度を迎えるにあたって、企業活動は忙しさを増す時期に差し掛かります。経理担当者は特に決算期という山場に立たされ、数字を扱いながらも多様なスキルを求められる状況です。近年ではAIの技術が進化し、経理業務の自動化についての議論が盛んに行われていますが、実際の現場ではその影響がどのように現れているのでしょうか。調査を通じて、経理職に必要なスキルと意識形成の実態が浮かび上がってきました。
調査結果の概要
258名の経理職経験者に対する調査結果を以下に要約します。
1.
繁忙期の負担: 繁忙期には、事務的な業務が増えることはもちろん、各部署とのコミュニケーションが求められます。経理業務で特に多くの方が挙げたのは「イレギュラーな問合せ」や「経営層向けの資料作成」などです。
2.
調整スキルの重要性: 経理職に求められる対話力は、数字の確認だけにとどまらず、他部署とのすり合わせや経費処理の理由説明といった場面でも発揮されます。これにおいて、調整スキルが求められています。
3.
周囲の誤解: 経理職を「数字だけ見ている仕事」と感じる人が43.4%、地味で単調な職業だと思う人が38.8%いることが分かりました。このような偏見があることで、経理職の本質は見えにくくなっています。
4.
経理あるある: 約46%の経理職経験者が「1円の差異の確認に時間がかかる」と認識しており、業務の大変さが浮き彫りになりました。
5.
キャリアの可能性: 77%が経理・会計の専門知識がキャリアの選択肢を広げると回答していることから、経理職の専門性の重要性があらためて認識されています。
6.
キャリア観の多様性: 約73%が経理を軸にキャリアを形成する方向で考えていると聞き、今後の展望が広がっていることが分かります。
調査を通じて見えた経理職の本質
この調査を通じて、経理職は単なる事務処理を超え、多様なスキルを活かすポジションであることが浮き彫りになりました。コミュニケーション能力が不可欠であり、状況に応じた対応力が求められます。特に賢明に他者と調整を行う力は、AIではカバーできない部分です。
また、経理職の経験は、他のキャリアへも応用可能であることが参加者から強く感じられた点です。経理職を通じて積み上げてきたスキルは、他の仕事にも通用する財産となります。
今後の展望
経理の日が示すように、経理職に対するリスペクトが高まることを願っています。決算期の忙しさの中で、経理担当者たちは日々奮闘しています。彼らの頑張りを顧み、その役割の重要性を広く知ってもらえる機会が増えることを期待したいです。
会社概要
CPAエクセレントパートナーズ株式会社は、会計フイナンス領域に特化した人材支援を行っており、経理職の重要性を広く伝える活動にも取り組んでいます。