フィンランドのサウナ文化を反映したウイスキー「サウナ・ストーリーズ No.2」が登場

フィンランドのクラフト蒸留所、キュロ蒸留所が手がける「サウナ・ストーリーズ No.2」が遂に日本に上陸しました。このウイスキーは、フィンランドの伝統文化であるサウナを理念に、サウナ熟成を利用したユニークな製法で生み出されています。

珍しい熟成プロセス

「サウナ・ストーリーズ No.2」は、アメリカンオークの新樽とアプリコットブランデー樽を使用して熟成されています。味わいは絶妙で、スパイスと滑らかさの中にエキゾチックな木の香りが漂います。バニラやライ麦、ドライフルーツの豊かな風味は、最後まで心地よい余韻を残します。

このウイスキーには、100%フィンランド産のライモルトが使用されており、特別に設計されたサウナでの独自の熟成プロセスで仕上げられています。この工程が、豊かで複雑なフレーバーを引き出しています。

サウナ文化の重要性

フィンランドでは、サウナは単なるリラクゼーションの場ではなく、文化や健康の象徴としても重要視されています。全国には320万基を超えるサウナが存在し、国民の日常生活に深く根付いています。また、サウナ外交として、国際的な交流の場でも活用されています。

キュロ蒸留所は、そのサウナ文化を現代的なウイスキー作りに生かし、新たな歴史を刻んでいます。マスターディスティラーのカッレ・ヴァルコネン氏は、「フィンランドの人々が蒸気と木の香りに包まれながら育つように、私たちのウイスキーもその過程で成長する」と語っています。