西陣織と細尾真孝氏の革新
毎週水曜日に放送される「冨永愛の伝統to未来」では、モデルであり文化推進者の冨永愛が、京都の伝統工芸である西陣織のクリエイティブディレクター・細尾真孝氏を訪れ、その壮大な挑戦について深掘りします。11月12日の放送では、彼が手掛ける前代未聞のプロジェクト、西陣織を使った巨大ドームの製作秘話をお伝えします。
世界的な注目を集める西陣織
2025年に開催される大阪・関西万博の目玉ともいえる「飯田グループ×大阪公立大学共同出展館」は、約3,000㎡の広さを誇り、「世界最大の西陣織で包まれた建物」としてギネス世界記録にも認定されています。この独自性が注目を集めているのは、単にその大きさだけではありません。桑名に本拠を置く西陣織の老舗織元「細尾」の通常の西陣織とは異なり、より大きく、機能性に富んだ新たな織物の開発が行われています。これが、細尾氏の活躍に繋がっています。
細尾さんの西陣織は、すでに多くの国際的なブランドで用いられており、ディオールの店舗の壁紙や、シャネルの服の素材、ラグジュアリーホテルのインテリアなどにも採用されています。世界中からの注目が集まるのも当然です。
革新の源となる出会い
細尾氏が西陣織の素材を新たに発展させたきっかけには、アメリカの著名な建築家、ピーター・マリノとの出会いがありました。この出会いは、細尾さんに新たな視点を持たせ、海外市場に向けた広幅の反物を作るためのジャカード織機を開発することへと繋がりました。
巨大ドームの挑戦
西陣織を外壁材として用いるこのドーム製作に、細尾さんは4年以上を費やしました。これまでのプロジェクトに比べ、外部の自然環境にさらされる現場での使用は非常に挑戦的でした。特に、風や雨、台風に耐えうる耐水性や耐火性が必要です。この要件を満たすために、まずは糸の研究から始まりました。
「美しいだけではなく、耐久性のある織物にするために、さまざまな研究開発を重ねました」と細尾さんは語ります。また、西陣織ならではの立体感を実現するため、特別な糸を開発し、ようやく構想から2年、製作に2年を要して、ついに世界初の西陣織ドームが完成に至りました。
放送内容と未来への展望
完成したドームを目の前にした細尾氏は感無量の思いを語っています。「頂上が見えない山に挑戦する感覚でしたが、今こうして形になったのは感慨深いです。」
この壮大な挑戦を通じて、細尾氏は西陣織の未来について熱く語ることでしょう。番組内では、この製作秘話の詳細と共に、彼が描く伝統文化の未来像についても深掘りしていきます。
「冨永愛の伝統to未来 西陣織編」は、11月12日水曜日、午後10時からBS日テレで放送予定。番組の公式SNSでは、ロケ中に撮影された冨永愛の貴重なオフショットも配信されています。ぜひご確認ください。